メンバーだけが見ている嵐の風景Part.5松本潤さん
「4人が立っているからこそ想像つくものって、やっぱりある」
今だからこそ、あらためて「5人であること」「5人にしかできないこと」にこだわったwith1月号の嵐特集。約14000字にも及ぶスペシャル座談会「僕の見ている嵐の風景」とともに、永久保存版といえる内容です。 with onlineでは座談会の一部を抜粋して、特別に公開! 今回は松本さんのお話。「4人が立っているからこそ想像つく」という風景とは?
「嵐の21年を振り返って、特に印象に残っている”4人の風景“」松本潤さんの回答
嵐のコンサート会場で、4人がステージに立つ姿。 ――ぜひ、その話をお願いします。 ■松本 やっぱりプロだよね。もちろん本意気のところは本番までとっておくから、リハーサルでは確認ごととかなんだけど、それでもこう……4人が立っているからこそ想像つくものって、やっぱりあって。(ダミーとして)別の人がそこに立っていても、あまりインスピレーションも浮かんでこないし。 ■櫻井 そういうものなんだ。面白いね。 ■相葉 スタンドインじゃダメなんだ。 ■松本 ダメなんですよ(笑)。「ああ、ここでこういう風に動きたいって思うんだろうな」とか、「あ、今これってことは本番ではこうなるんだろうな」みたいなことを想像しながら4人を見ているから。 ■櫻井 へぇー。ちゃんとやろう(笑)。 ■相葉 うん。 ■櫻井 ところで大野さん。 ■大野 ん? ■櫻井 今、松潤が言ってくれたことで言うと、大野さんが(嵐の)振り付けする時も、自分以外の4人のことを見てるんじゃない? ■大野 あ、そっか。それを言えばよかったんだ。 ――今から変えますか? ■二宮 いや、もうだめです(笑)。 ■相葉 もう無理(笑)。 ■二宮 大野さんだけ「あるある」で。 ■大野 『雨が降るんで』って。 ■二宮 アンケートの答え、そのまま載っけますんで。 ■二宮・大野 (同時に)『うちら』まで(笑)。 ■相葉・松本・櫻井 ははははは! ■二宮 でも確かに、リーダーの振り付けはそうだよね? ■大野 俺がダンサーの人をつけないで振り付けするのと一緒なのかなあ? 想像なんだよね、全部。「あ、この4人だったらこうなるだろうな」とか想像すると、勝手に成立しちゃう。だから、ダンサーの人に踊ってもらうのもいいんだけど、その必要がないな、みたいになっちゃう。 ■櫻井 確かにそういう作業ってないよね? ■大野 1回もやったことない。 ■相葉 うん。 ■二宮 ダンサーと踊っている映像とか見たことないもん。 ■相葉 普通は、振り付けする前にダンサーの人が踊ってる映像を見せてくれるんですよ。ダンサーの人が5人のフォーメーションをつけて踊るのを見てから振りを覚えるんだけど、リーダーの時はないもんね。 ■大野 そう。自分の中で(イメージする振り付け)はあるんだけど、最初にその場でちょっと軽い振り付けして、その振り付けで4人が動いてるのを鏡越しで見ると、発見もあるのね? ■櫻井 へぇー。 ■大野 「あ、自分の想像以上に面白くなっている」っていうこともあるし。「それはそれで面白い」とかね。最初の頃は何も思っていなかったけど、最近はもう、やればやるほどそれを感じる。蓄積されてるんだろうね。 ■二宮 うんうん。 ■櫻井 そういうことが松潤の中でもあるってことなの? 実際に4人がいるとインスピレーションが湧くっていうのは、そういうことなの? ■松本 そうだね。例えば……あれとかそうじゃない? 「untitled」(’17年~’18年)の最後で「彼方へ」って曲を歌うんだけど、5パラで撮っていて、5人それぞれが1回ずつフェイクをやってくところ。 ■櫻井 うんうん。あれいいよね。 ――5つにわかれた画面にひとりずつ映っている中、フェイクを歌うメンバーを他の4人が見つめますよね。 ■松本 5パラの状態でメンバーを抜くのって、俺らはわりと多用しているからさ。リハでひとりずつ歌っているのを見て、「普通に前向いて歌っていてもなあ」って思った時に、「ああ、この5人だったら、(メンバーが見合うところを)嘘くさくなくできるなあ」って。それは4人が歌っている顔を見て浮かんだことだしね。そこにスタッフの方が立っていたとしても、イメージはわかないから。 ■櫻井 なるほどね。出てこないんだ。 ■松本 そうそう。 ■櫻井 じゃあ二宮さん、大野さんの回答を4人の振り付けの方に変えてもいいですか? ■二宮 (両手でバツを作って)ダメです! 座談会の続きはwith1月号に掲載されています。完売店続出で入手困難となっており、大変ご迷惑をおかけしております。お早めにご入手くださいませ。 (本誌インタビュー・文/上田智子)