【オーバルスプリント】スマイルウィがJRA勢撃破!悲願のダートグレード初制覇 JBCスプリント参戦視野
[JpnⅢオーバルスプリント=2024年9月18日(水曜)3歳上、浦和競馬場・ダート1400メートル] 浦和競馬場で18日に行われた第35回テレ玉杯オーバルスプリント(JpnⅢ、3歳上・ダート1400メートル)は、5番人気のスマイルウィ(牡7、張田京)が好位策から直線力強く伸びて快勝。重賞7勝目でダートグレード初制覇。勝ちタイムは1分26秒5(良)。3/4馬身差の2着に1番人気のスレイマン(牡6、池添)、さらにクビ差の3着にサンライズホーク(セン5、牧浦)が入った。勝ち馬は10月6日に行われるマイルグランプリ(大井1600メートル)への優先出走権を獲得した。 悲願のダートグレード制覇を達成だ。スマイウィはいつものように好スタートを切ると好位の外目から。3コーナーでサンライズホークがまくって上がって行き、逃げたシーサーペントに並びかける。それを見て4コーナーから進出すると直線で一気に前を飲み込み先頭へ。外からスレイマンが迫ったが、きっちり後続を封じ昨年2着のリベンジを果たしてみせた。 矢野貴にとってもこのレース初制覇。「この馬らしく絶好のスタートを切れたのでいいリズムで運べたと思います。小頭数ながら厳しいレースになりましたが馬が辛抱強く頑張ってくれました」と、パートナーの走りに胸をなでおろした。 担当の厩務員が変わるなど順調さを欠く時期もあったが、前走のスパーキングサマーC10着を使われ重賞2勝の得意舞台で見事な変わり身をみせた。張田京師は「悔しいレースが続いていたのでなんとか一発と思っていた。雨が降ってくれたのでちょうど良かったと思う」と、レース直前に降った豪雨を勝因に挙げた。交流重賞はこれまで②②③着とあと一歩まできていたが、7歳にしてついにダートグレード初V。次走は11月4日に行われるJpnⅠ・JBCスプリント(佐賀1400メートル)1本に絞るか、12月24日に行われるSⅠゴールドカップ(浦和1400メートル)を目指すか、馬の状態を見ながら進められていく。
東スポ競馬編集部