錦織、肩は「リハビリ段階」 全豪オープンの開催にも言及<男子テニス>
WOWOWテニスフェスティバル2020
男子テニスで世界ランク41位の錦織圭が5日に「WOWOWテニスフェスティバル2020」参加後、オンラインでの記者会見を行った。 【錦織 右肩「来年には完璧」】 錦織はこの日、第1・第2試合の解説などを行ったあと第3試合に登場。試合は6-7で敗れたものの、国枝慎吾とペアを組みニューミックスダブルスで西岡良仁/ 三木拓也組と対戦した。 錦織は会見で「凄く楽しい、新しい経験をすることができました。国枝さんとダブルスも組めたのでそれもとても楽しかったです」とコメントした。 続けて右肩の現在の状態については「リハビリ段階中なので軽くは打てるんですけど、強く打つのは(コーチらから)抑えてと言われています。全豪オープンも延びてしまうと思うので、1月にはしっかりと打てていると思います」と話した。 全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は現時点で公式発表していないものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期される可能性も取り沙汰されている。 「(肩は)炎症があったので、薬を飲んだりリハビリしています。位置、ポジションがあまり良くなかったのでそこをリハビリで治している最中です。僕的には2月とかに始まってくれた方が良いです。今年中に肩も治って100%できる自信はあるんですけど、遅れた方が僕としてはありがたい。でも、遅れたことでデルレイビーチとかデビスとか、アメリカでやる大会に影響が出るのかわからないけど、そこは心配です。リハビリがしっかりいけば今年中には治る予定です」 錦織は9月のジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250)で約1年ぶりにツアーに参戦。しかし、同月末に行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)2回戦敗退後の会見では「肩は若干心配です。結構痛みが出始めて、ちょっとサーブがきつかった」とコメント。その後も欠場を繰り返し、10月28日に今シーズンの終了を発表していた。 また、4日には同イベントの前日会見に臨み「肩を痛めてからサーブ系は休んで、今もほとんど打てていない状態です。(コーチである)マックスたちと1、2週間アメリカで練習はしました。日本に来てからはあまり練習していないですが、この後アメリカに戻ってしっかり練習したい」と語っていた。 このイベントは開局以来グランドスラムをはじめ世界最高峰のテニスを放送してきたWOWOWが、あらためて「世界とつながり、テニスの未来を創る!」を指針として届ける開局30周年特別番組。番組は、エキシビションマッチや選手らによるトークセッションが行われた。 【WOWOWテニスフェスティバル2020試合結果】 第1試合:西岡良仁 5-7 ダニエル太郎 第2試合:西岡良仁/ 奈良くるみ 6-5 ダニエル太郎/ 日比野菜緒 第3試合:錦織圭/ 国枝慎吾 6-7 西岡良仁/ 三木拓也