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二日酔い防止に有効な栄養素が豊富「ホッケ」は夕方に食べる【時間栄養学と旬の食材】

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日刊ゲンダイDIGITAL

【時間栄養学と旬の食材】ホッケ  一年中、目にするホッケの旬は7~12月。夏場にたくさんの餌を食べ、秋の終わりには栄養が豊富になった状態で産卵に臨みます。  そのため、産卵前は特に脂の乗りが多くなるといわれていて、今が一番おいしい時期と言えるでしょう。  ホッケは鮮度が落ちやすいため、水揚げされたらすぐに干物にされるので、干物での流通が多いのです。新鮮であれば刺し身でも食べられていますが、なかなか難しいことです。とはいえ、干物も5日程度しか日持ちしないので、冷凍保存をするか、なるべく早く食べ切るようにしましょう。  ホッケに含まれる栄養素の中でも一番注目したいのが「カルシウム」。100グラム当たり180ミリグラムも含まれます。骨ごと食べるシシャモは360ミリグラムあるので、さすがにそれよりは少ない量ですが、同じ開きにしたサンマやアジは約60ミリグラム。3倍近く含まれていることがわかります。牛乳が約100ミリリットル当たり110ミリグラムであることからもカルシウムの豊富さは抜群でしょう。  カルシウムは、筋肉を包んでいる白い膜のような部分(筋隔)にも含まれていますので、骨を食べなくても身からも十分に取ることができます。  また、お酒を飲む人が意識的に摂取しておきたい栄養素のひとつ「ナイアシン」も豊富です。ナイアシンは、アルコールを摂取した後の、吐き気や頭痛、顔の赤みなどの症状、いわゆる二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する働きを助けると報告されています。居酒屋でホッケの開きを食べるのは、二日酔い防止の観点から見ても道理にかなった食べ方といえるのですね。  その他にも血液をサラサラにしたり、中性脂肪を下げてくれる働きのあるDHAやEPA、不足すると味覚症状を引き起こしてしまう亜鉛などの栄養素も含まれています。  時間栄養学的に言えばDHA、EPAは朝食に取ることで体内時計をリセットできるという報告がなされていますが、ナイアシンやカルシウム、亜鉛などのミネラルを効果的に取り入れたい場合は夕食に取るのがいいでしょう。 (古谷彰子/愛国学園短期大学非常勤講師)

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