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「開幕戦はテストと同じ仕様で挑む」フェラーリ、アップデートは第3戦ハンガリーまで“お預け”とビノット代表認める

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motorsport.com 日本版

 開幕がいよいよ今週末に迫るF1。そこには各チームが、開幕が延期されてきた中でも続けられてきたマシン開発の成果をアップデートとして投入すると見られている。 【フォトギャラリー】美しきF1マシン:流れるようなクビレ、ボディライン……フェラーリ640  フェラーリは2月のプレシーズンテストの段階で、メルセデスやレッドブルに対し遅れを取っていた。そのためアップデートが重要なものになるだろうと考えられてきた。  しかしフェラーリF1の代表であるマッティア・ビノットは、開幕2連戦に向けてアップデートの準備ができていないことを認めている。彼はその上でマシンからよりパフォーマンスを引き出すために、方向性を変えることを決断したと語った。  新型コロナウイルスの影響でFIAがファクトリーの閉鎖を指示したこと、そして感染拡大防止プロトコルの存在がフェラーリの開発ペースに影響を与え、迅速な作業を妨げたようだ。 「今週末は、バルセロナテストの最後に使用していたものと同じ構成のマシンが走る予定だ」と、ビノット代表はチームの開幕戦プレビューにコメントを寄せた。 「だがそれはなにも、我々がこのマシン開発に取り組むことのできた5週間半の間に指をこまねいていたということではない。チームの合意に基づいたFIAによる活動停止の要望や、パンデミックに対応した厳格な手順などのためだ」 「テストの結果、我々は開発の方向性、特に空力の面で方向性を大きく変えることに繋がった。それは事実だ」  またビノット代表はプレシーズンテストで当初のマシンコンセプトが期待はずれだったことが示されたため、そのコンセプトを追うことは逆効果だったと考えている。 「第一に、我々は自分たちがなぜ期待していたような結果を見られなかったのかを理解し、結果としてどの程度プログラムを再調整すれば良いのかを理解する必要があった。目標を達成できないとわかっていながらも、当初計画していた方向に進んでしまうのは逆効果だったはずだ」 「そのため我々は『開幕戦に向けて完全に準備が整っている』と言えるわけではないことを承知の上で、マシン全体を見直す新たなプログラムに取り組むことを決めた。我々の狙いは、7月19日に予定されている第3戦ハンガリーGPでアップデートを導入することだ」  しかしチームは現在のパッケージを完全に諦めたわけではなく、以前より理解が進んだという自信を持っている、とビノット代表は語った。 「クルマ自体の実際の開発に加え、ここ数週間でドライバーの助けを借りシミュレーターで挙動の解析作業に取り組んできた。そしてオーストリアでその価値を証明できると思っている」 「現時点で我々は、最速のパッケージを手にしているわけではないことは理解している。メルボルンに向かう前からそれはわかっていたし、変わっていない」 「そうは言っても、レッドブルリンクはバルセロナとは異なった特性で、気温も2月よりも遥かに高くなるだろう」 「オーストリアで我々はどのチャンスも最大限に活用する必要がある。そしてハンガリーでは、ライバルの開発を考慮に入れる必要はあるが、今取り組んでいる新たな開発によって、他チームと比較して我々の本当の立ち位置がどこなのかを確認できるだろう」

Adam Cooper

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