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英語できない…50歳前に挑戦決意 世界駆け巡る栄養士 母子ともに健やかに―知識伝える 現地で「女子会」も

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 赤ちゃんの健やかな成長は、万国共通の親の願いだ。だが、中には情報不足や習慣の違いから、母親や子どもに負担となるような育児をする国もある。乳児用粉ミルクの製造を手掛けるアサヒグループ食品の輸出企画室で栄養士を務める増田幸子さん(56)は、そんな場所に直接出かけていき、親や医療関係者らに子どもの成長に必要な知識を伝える活動を続けている。「元気に大きく育ってほしいとの思いは一緒。母としての経験も伝えたい」と世界を駆け回る。(共同通信=高口朝子)  ▽お国柄に驚き  モンゴル、中国、ベトナム、カンボジア、シンガポール、香港、台湾。これまで訪れた場所だ。1週間程度は滞在し、消費者の相談に乗ったり、アサヒの粉ミルクを扱う店員に説明したりする。基本は1人で出向き、通訳と行動する。  設備が整った街の活動ばかりではない。大草原でトイレを済ませたり、軍のテントで食事したりと、普段とは異なる環境もある。

 育児についても「お国柄を感じるが、驚きの連続だ」と話す。出産後に母親が一カ月も入浴しない、子どもの歯を磨かず大人と同じものを食べさせる…。食や生活に関する習慣が異なり、医療環境も違う。「タンパク質」など基本的な栄養素を知らない人も多い。まずは、正しい知識や商品の使い方を広めたいと思っている。  良い商品や重要な知識をもっと知って欲しいとの思いが強すぎて、失敗もした。日本のミルクを一方的に強く勧め過ぎて一緒に活動していた地元のスタッフが不満をため、打ち合わせに来なかったり、仕事の報告をしてこなかったりという状況が続いたことがあった。「品質や安全性などすべての面で、外国より日本製が良いというおごった考えがあったと反省した」  その後は、まず住民らの話をじっくり聞き「日本ではこうするけどどう思う?」と提案したり、データを示したりするようにした。納得してもらい「また増田さんとやりたい」と言われ、うれしかった。

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