【センバツ】21世紀枠 横浜清陵が地区候補に 神奈川から初
日本高野連は13日、来春の第97回選抜高校野球大会(3月18日から甲子園)の「21世紀枠」地区候補9校を発表し、関東・東京地区からは横浜清陵(横浜市南区)が選ばれた。来年1月24日に全国9地区候補から同枠の出場2校が選ばれる。神奈川から地区候補が選出されたのは初めて。 横浜清陵は前身の清水ケ丘として1974年に開校。2004年に大岡と統合して横浜清陵総合に、17年に横浜清陵となった。夏の神奈川大会では創部初の第2シードを獲得。秋季県大会は準々決勝で東海大相模に0―5で敗れたが、中盤まで接戦を演じた。過去3年で秋、春、夏1回ずつ8強入りを果たしている。 就任5年目を迎える野原慎太郎監督(42)のもとで、「全員攻撃、全員守備」を掲げて「神奈川で勝って甲子園出場」を目指している。横浜が明治神宮大会を制するなどレベルの高い神奈川で、県立校ながら継続して安定した成績を残していることなどが評価された。 野原監督は「甲子園に向かっていく取り組みを評価していただいたことはありがたいと思っている。今の代の選手たちは、自分たちが強くなく、取り組む姿勢もまだまだだと分かっている。これまで大事にしてきたことを、より徹底していきたい」と話した。 他の地区候補校は▽釧路江南(北海道)▽久慈(岩手)▽名古屋たちばな(愛知)▽小松工(石川)▽山城(京都)▽大田(島根)▽高松東(香川)▽壱岐(長崎)
神奈川新聞社