“和食人気”高まる中で『しただ米』の評価は? 新潟から世界へ 北欧フィンランドで商談会
新潟放送
新潟県三条市下田地域でとれた『しただ米』の販路拡大を目指し、ヨーロッパで商談会が開かれました。和食人気が高まる海外で、どのような評価を得たのでしょうか? 【写真を見る】“和食人気”高まる中で『しただ米』の評価は? 新潟から世界へ 北欧フィンランドで商談会 北欧フィンランド。近年、日本産米の輸出が伸びている“新興市場”です。 首都・ヘルシンキで開かれた商談会には、三条市下田地域の米農家らで組織する「しただ米市場拡大推進協議会」のメンバーが出席し、現地の一般消消費者に向けて、『しただ米』のおいしさを売り込みました。 中山間地の田んぼで育てる『しただ米』は規模の拡大による栽培の効率化が困難です。そこで、付加価値を高め、ブランド力の向上を目指すことで、活路を見出そうとしています。4年前から地域一体となって、『しただ米』のおいしさをPRする活動を行うとともに、新たな販路開拓として海外に目をつけました。 イタリアに続き、フィンランドで開いた商談会では、現地で日本料理店を営む﨑辰紀シェフに協力を仰ぎ、『しただ米』の塩おにぎりが振るわれました。 試食した人は 「フィンランドで手に入る他の米との大きな違いは食感と粒のしっかりした感じ。食べた時の満足感が違います」 「フィンランドでは日本の米はなかなか手に入りませんが、今回食べた米は雑味がなく、上品で日本らしい味わいが感じられました。本当においしいかったです」 評価は上々!来場した人の中には、新潟市出身のプロサッカー選手、HJKヘルシンキの田中亜土夢さんの姿もありました。 田中亜土夢選手 「久しぶりに新潟のコメを食べたということで感動しています。しただ米は冷めてもおいしいし、米一粒一粒のおしさを感じられたので、すごく新潟を思い出しました。これを食べてパワーにしていきたいです」 現在、ヨーロッパへの輸出量は11トンですが、20トンまで増やすことを目指しています。 しただ米市場拡大推進協議会 藤家貴之さん 「フィンランドの人たちは健康意識が高い。今回持ってきた『しただ米』も新潟県の認証する特別栽培米を使用しているので、その辺はフィンランドの市場とマッチしているのではないか」
富裕層をターゲットに高級米としてのポジションを狙う『しただ米』。世界へとはばたくことはできるでしょうか。
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