イニエスタ 15日の引退試合に「私がどれだけ幸せを感じているか」…バルサ、レアルの世界的レジェンドが当日集結
サッカー元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが14日、15日に味の素スタジアムで行われる引退試合へ向けて都内で記者会見を行った。イニエスタは「おはようございます皆さん」と日本語であいさつすると、「私にとって日本は故郷です。ここに戻ってこられたのを大変うれしく思いますし、日本でエル・クラシコを開催できるのを大変に楽しみにしています。皆さんにとって素晴らしい経験になることを祈っています」と話した。 10月に現役引退を表明したイニエスタは、スペインの名門バルセロナで16年間チームの主力として活躍。ラリーガ優勝9回、欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇4回、そして10年の南アフリカW杯優勝を手にするなど、22年間の華々しいキャリアを重ねた。 現役時に何度も戦った宿敵・Rマドリードとの「エル・クラシコ」について「常にRマドリードと試合すること、そして世界中が注目するような大切なゲームでプレーすることは我々にとって誇り高き大切なもの」と強調。印象に残っている試合については「彼らに勝ったときのゲームは自分の思い出として深く刻まれています」と勝利を収めた全ての試合出あること語った。 18年にはバルセロナを離れ、J1神戸に加入。神戸では23年の7月までプレーし、リーグ戦通算114試合で21得点を記録。19年のシーズンにはクラブ初の天皇杯優勝にも導いた。会見の最後には日本で過ごした時間について「家族と共に素晴らしいサッカー人生を送らせていただきました」と感謝すると「そんな日本に戻ってくることが出来たのは大変うれしく思いますし、日本でバルサマドリーのゲームが出来ることは、私のサッカー人生にとっても大きな試合。私がどれだけ幸せを感じているか皆さんにどれだけ届くか分かりませんが、スペインから日本に戻ってきて、今回のゲームへの熱い思いを皆さんが感じることが出来れば大変うれしく思います」と力を込めた。 同引退試合はスペイン1部リーグの伝統の一戦、バルセロナとRマドリードの「エル・クラシコ」を、各クラブの出身選手が出場する形で日本初開催。両チームの黄金期を支えた世界的レジェンドらが集結する。会見にはイニエスタの他に、元ブラジル代表MFリバウド氏、同DFロベルト・カルロス氏、元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏が出席した。
報知新聞社