障害馬術のデモンストレーションを終え、ガッツポーズする大岩義明選手＝21日午後、東京都世田谷区のJRA馬事公苑（鴨志田拓海撮影）

パリ五輪総合馬術競技で銅メダルを獲得した“初老ジャパン”こと「総合馬術TEAM JAPAN」がファンと触れ合うイベント「クリスマスだヨ！初老ジャパン全員集合」が21日、東京都世田谷区のJRA馬事公苑で行われ、メンバーが華麗な演技を披露した。 【写真】クロスカントリーのデモンストレーションを行う北島隆三選手 総合馬術TEAM JAPANは、2021年東京五輪では11位だったが、今年のパリ五輪で念願のメダルを獲得。さらに「初老ジャパン」の愛称が2024ユーキャン新語・流行語大賞でトップテン入りするなど、大きな注目を集めた。 イベントでは、午前中からトークショーなど様々な催しが展開された。クリスマス直前ということもあり、チーム最年長で主将を務める大岩義明選手（48）ら4人がサンタクロースの帽子を被って登場する一幕も。 午後には、約1時間にわたって障害馬術などのデモンストレーションが行われた。寒空の下、選手と馬が技を成功させるたびに、詰めかけた大勢の観客から拍手がわき起こった。 川崎市中原区から家族で訪れた会社員の佐野真一さん（38）は「選手の中には、今日初めて乗る馬と演技したと聞いた。乗りこなせて凄いと思った」。また長男の颯大君（8）は「馬が障害物を飛ぶところがかっこよかったです」と話していた。（文・写真　鴨志田拓海）