バイクの販売不振 「原付」が半減、駐車場不足も課題
都市部で集中的に行われた取り締まり
一方で二輪車の駐車違反の取り締まりは2007年の52万件(全国)をピークにその後も20万件台が続き、二輪利用者は駐車場不足との板挟み状態に不満を強めてきました。特に取り締まりは東京で5万3000件、神奈川5万6000件、大阪3万件など(2013年警察庁調べ)大都市圏で集中的に行われたため、二輪車利用へのマイナスイメージが強まったと見られています。 バイクの利用動向には、使いやすい「排気量の大きめの車種」への移行、50ccバイクの後退、駐車場などバイク環境の問題が複雑に反映しています。それがどのような意味を持つのか、行政や地域、利用者による検証を通じてバイク文化の創生にかかわっていくことが問われているようです。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説。日曜ライダー