昔のヴィレヴァンにあった“ちょいグロやアダルトな商品”が消えたワケ。300店舗まわる熱烈ファンが語る
ちょっとグロテスクな商品や、アダルトなものはどこへ……?
――ヴィレヴァンは昔のイメージだと、ちょっとグロテスクなものやアダルトなものも置いてあったイメージがあります。 ヴィレ全「たしかにそうですね。でも、大型ショッピングモールに出店したことで、その辺の商品は自主規制で減らしていっているみたいです。 昔は、図書館や街の本屋さんには絶対にない変な本とか、グロテスクな本をヴィレヴァンで見つけるのも醍醐味の一つでしたよね。こんな世界があったんだ……とか。子どもながら、ダメだと思いながら見てはいけないものを見る高揚感と、ヴィレヴァンでしか見られないワクワク感を感じていました。それがだんだんなくなってしまうのは、寂しいなという気持ちも正直あります」
意外にも、BLにめちゃくちゃ力を入れている
――女性におすすめのコーナーなどがあれば教えてください。 ヴィレ全「個人的には、ヴィレヴァンのBLコーナーはかなりおすすめです。棚に入りきらないほど、BL本のラインナップが充実しているお店が多いです。書籍の量も多く、ただ本棚を見ているだけでも、店員さんのBLに対する熱量が伝わってきます。 ポップも非常に丁寧で、1冊をじっくり読み込まないと書けないような内容になっています。作品の魅力を1つずつ手書きで書いて貼ってあることも多いです。BLコーナーは店員さんの個性がしっかり出ているので、ぜひチェックしてほしいです。お気に入りの1冊を見つけるのも楽しいと思います」 ――ポップを見るだけでも楽しめそうですね! ヴィレ全「あとは地方のヴィレヴァン限定にはなるのですが、オタクショップでしか取り扱っていないようなレアなキャラクターの商品も充実しています。ソーシャルゲームのキャラクターなどの取り扱いもあるので、自分の好きな世界やキャラクターを店舗で見つけられるかもしれません。昔のヴィレヴァンのように、『こんなものがなんでここに!?』という興奮に出合えると思うので、ぜひチェックしてみてください」 近年は通常店舗以外にも、特設会場などのポップアップショップにも力を入れているヴィレヴァン。一人でも家族でも、年齢や性別も関係なく楽しめそうです。最近ヴィレヴァンに行ってないなという方こそ、ぜひ“令和のヴィレヴァン”に足を運んではいかがでしょうか。 【ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】】 全国に300店舗以上あるヴィレッジヴァンガードを北は北海道、南は沖縄・宮古島まで全店訪問を目指して全国をまわり中。Xにて、訪れた全ての店舗の記録を掲載。X:@village_vanvan <取材・文/瀧戸詠未 写真提供/ヴィレヴァン全店まわるひと【非公式】> 【瀧戸詠未】 大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB
女子SPA!