「就任にあたり皆さまをお騒がせしていることを申し訳なく思っております」アビスパ福岡、金明輝監督の就任発表 決意示す
鳥栖監督時代にパワハラ発覚
J1アビスパ福岡は13日、来季の監督に金明輝氏(43)が就任すると発表した。 金氏はクラブを通じて「このたびは、私の就任にあたり皆さまをお騒がせしていることを大変申し訳なく思っております。今回のお話をいただき、熟考の末に強い覚悟と責任感を持って、決断いたしました」とコメントした。 ■「これで最後なんだなと…」スーパーゴール直後に涙腺崩壊シーン【動画】 兵庫県出身の金氏は鳥栖の育成組織やトップチームを率い、鳥栖の監督だった2021年に選手へのパワーハラスメントが発覚。Jリーグの監督に必要なS級ライセンスからA級に降格し、研修や社会奉仕活動を経て、今年2月にS級を再取得した。昨年からはJ1町田のヘッドコーチとしてJ1昇格や今季のリーグ戦の3位躍進に貢献した。 福岡は今季12勝14分け12敗の12位で、総得点はJ1リーグ最少の33点。今季限りで退任し、来季J1川崎の監督に就く長谷部茂利氏が築いた積極的な戦いを継承でき、課題の得点力不足を解消できる人材として選んだ。 金氏は「クラブ創設30周年を迎える節目の年に携われること、J1で確固たる地位を築き、活気あふれる福岡の街で躍進するアビスパ福岡の監督に就任できることを心からうれしく思うと同時に、計り知れない責任も感じております。前監督(長谷部茂利氏)が築き上げた強固な守備と力強い攻撃をベースにしたチームを引き継ぎ、攻守両面でさらなる強化を図り、クラブ、選手、チームスタッフ一丸となって一つでも多くの勝利をファン、アビスパ福岡サポーターの皆さまに届けられるよう、皆さまと心を一つに戦う所存です。皆さまに信頼していただけるように、言動やピッチで躍動する選手達を見ていただけるように日々全力で取り組みます。アビスパに関わる全ての皆さま、ともに戦いましょう」と決意を示した。 ▼▼注目選手の去就は?今オフの契約状況【一覧】▼▼
西日本新聞社