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どうする? 避難所の新型コロナ対策 大学生が児童に遠隔授業 静岡市⇔浜松市

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静岡朝日テレビ

 雨によって、土砂災害や河川の氾濫が起きた際、重要な役割を担うのが避難所です。防災と新型コロナ対策をどのように両立するのか、大学生が小学3年生にいざという時の備えを教えました。  静岡県内は先週、大雨となり、各地で避難所が開設されました。ただ、各自治体や避難者が直面している共通の問題があります。 中野結香アナ:「大雨などの避難所では、新型コロナ対策が課題となっています。そんな中、大学生が小学生にも分かりやすい防災の授業を考えました」  避難所で、新型コロナの感染を防ぐにはどうしたらいいのか。静岡大学教育学部の学生が、浜松市の小学校の3年生に向けて授業を行いました。密集を避け、学生は静岡市にある大学のキャンパスからテレビ会議システムを使って進めます。  テーマは「防災グッズを考えよう」。子どもたちに関心を持ってもらおうと工夫を凝らします。まずは、紙芝居です。 「たどり着いた島、あたりはゴミだらけ、持ってる?」 「持ってるよ、手袋。ゴミ袋」 読み終わると学生から児童に質問が。 学生:「手袋とポリ袋、これは何で必要だと思いますか?」 児童:「非常食や食べ終わったごみなどを入れる袋」 学生:「感染症対策のために、自分で出したごみは自分のポリ袋に入れたり、ドアノブを触る時などにも手袋は使えるよ」  続いてはクロスワードパズル。用意されたのは、「自然災害対策バージョン」と「コロナ対策バージョン」の2種類です。子どもたちは「大雨注意報」や「常備薬」など聞きなれない言葉に悪戦苦闘。  友達と協力しながらクロスワードを完成させると、先生からパズルのピースが手渡されます。そして、そのピースを合わせ、感染症予防や防災のグッズができあがりました。 児童:「実習生が色んな事を話してくれて楽しかった」 児童:「非常バッグは何個か用意してあるが、ポリ袋とかは入っていないと思うから、それを確認したいと思う」  今回の授業を企画した静岡大学の藤井基貴准教授は、災害時に備えた教育の必要性を強調します。 静岡大学 藤井基貴准教授:「災害や防災に関することは、実は考える力とか話し合い力、判断する力とか、行動する力とか、様々な能力とつながっているものなので、その災害教育、防災教育を通して、子どもたちの学力とか能力を、さらに引き出せるのではないか」  静岡大学はそれぞれの学校でこうした防災の授業ができるよう、来年1月までに授業を収録したDVDや資料などをセットにして、学校に配る考えです。