映画初主演の甲本雅裕「奇跡のよう」…コロナで公開延期から約2年へて「高津川」初日
俳優甲本雅裕(56)が11日、東京都内で初主演映画「高津川」(錦織良成監督)の公開記念舞台あいさつに共演の戸田菜穂(47)、大野いと(26)らと出席した。 同映画はコロナ感染拡大の影響で2020年4月に公開が延期され、約2年をへてこの日に初日を迎えた。甲本は「この日が待ち遠しかった。奇跡のように感じています」と感激。「2年前は封切られることが当たり前だと思っていたが、当たり前って何だろうなって。今日ここで公開して皆さんに見てもらうことがすべて。世の中の状況は今大変ですが、僕はベストな日に公開ができたと思っています。本当に幸せです」と喜んだ。 ヒロイン役の戸田は、島根県での撮影を振り返り「皆で作り上げた温かい作品。こういう現場は役者にとって幸せで、ロケが終わらなければ良いと思っていました」と話した。 映画は、日本一の清流・高津川を舞台に歌舞伎の源流ともいわれる「石見神楽」の伝承を受けながらも懸命に生きる人々を描く。
中日スポーツ