鈴木芽吹 1万メートルで27分20秒33の日本歴代5位も「26分台を出すつもりで来ていた。すごい悔しい」
◆陸上 八王子ロングディスタンス(23日、東京・八王子市上柚木公園陸上競技場) 1万メートルで来年の東京世界陸上参加標準記録(27分00秒00)突破を狙う最終S組で、鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分20秒33の日本歴代5位の好記録をマークし、日本人トップの4位だった。日本選手が徐々に先頭集団から脱落する中で最後まで積極的に食らいついたが、27分切りはならず「今日は26分台を出すつもりで来ていました。すごい悔しい」と振り返った。駒大の主将・篠原倖太朗(4年)は28分5秒22で8位だった。 鈴木は今年3月に駒大を卒業し、強豪・トヨタ自動車に進んだ。9月のヨギボーアスレチックチャレンジカップ(新潟・デンカビッグスワンスタジアム)5000メートルでは13分13秒80の自己ベストをマークするなど好調を維持。10~11月は米国・アルバカーキで鍛練を重ね、今レースに挑んでいた。 次に照準を合わせる来年1月1日のニューイヤー駅伝では、トヨタ自動車の2連覇もかかる。「チームや会社の方々に恩返しする走りがしたい。今回も優勝が目標なので、強い先輩の力を借りながら、僕もその一員になれればうれしい」と力強く話した。
報知新聞社