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正代 大関昇進口上は稀勢流「『精進する』はシンプルで大事な言葉」

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デイリースポーツ

 大相撲秋場所で初優勝し大関昇進を確実にした関脇正代(28)=時津風=が千秋楽から一夜明けた28日、東京都墨田区の部屋からオンラインで会見し、30日の大関昇進伝達式では“稀勢の里流”口上を理想に掲げた。誠実に自身の相撲人生への思いを伝える言葉を選ぶ考えだ。昇進しても誇りある本名「正代」のしこ名は継続することを明言。昭和以降、輪島、北尾(横綱昇進後に双羽黒に改名)、出島、高安に続く5人目の本名大関となる。  初優勝と大関のW獲りに正代は一夜明けても夢心地だった。「理解はしているつもりだけど、まだなんか…。(祝福する)周りの反応とか、連絡で優勝したんだな、というのは分かっているけど、自分がそれに追い付いていない。うーん、ここからジワジワ来るんじゃないですか」と、パソコン画面越しに苦笑いした。  実感はなくとも30日に新大関となる。昇進伝達式の使者は時津風一門の鏡山親方(元関脇多賀竜)、枝川審判委員(元幕内蒼樹山)が務める予定。晴れの舞台には地元熊本から両親も駆け付ける。  正代も注目の口上を急ピッチで選考中。すでに候補はあり、「(どれが)今後の自分に当てはまるのか。最終的に決めるのは自分。今後の自分と照らし合わせて選べたら」と、これからの相撲人生の決意を込める。  心に残る口上は17年初場所後、横綱昇進時の稀勢の里(現荒磯親方)のもの。「テレビで見た。精進する、と。シンプルで大事な言葉と思った」と言う。正代も“稀勢の里流”シンプルな言葉が理想。「かまないように」と早や緊張している。  大関という地位には「雲の上の存在。必死に務めていけたら」と責任感を痛感。自身の大関像を「いろんな人にあこがれてもらう、応援してもらう力士になりたい」と示した。  大関となっても本名の「正代」のまま。「変えるつもりはない」と断言した。昭和以降、91人目の大関で5人目の本名大関。本名横綱は輪島しかいない。  「正代」は熊本で由緒ある名字。「珍しい名字。このしこ名で皆さんに定着している。師匠も(新十両昇進時に)『正代はいい名前だからそれでいこう』と言ってくださった。これからも正代で」と本名に誇りを持ち、角界の看板を務める。  熊本では号外も出るなどお祭り騒ぎ。出身の宇土市ではコロナ感染防止を徹底し、優勝パレードや祝賀会を計画。伝達式後にも「大関正代」凱旋を実現すべく、調整している。

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