iPhone受託生産の鴻海、予想上回る利益-AIサーバー需要堅調
(ブルームバーグ): 台湾の鴻海精密工業が14日発表した7-9月(第3四半期)決算は、人工知能(AI)のアプリケーションを動かすサーバーへの根強い需要が寄与し、予想を上回る利益となった。
米アップルのスマートフォン「iPhone」など主要製品を受託生産し、フォックスコンとしても知られる鴻海の7-9月純利益は493億台湾ドル(約2360億円)と、予想平均の457億台湾ドルを上回った。
同社は先に、米エヌビディアの先端半導体を搭載したサーバーの堅調な受注に支えられ、7-9月の売上高が前年同期比20%増の1兆8500億台湾ドルと、同四半期として過去最高を更新したことを明らかにしていた。
鴻海は10-12月(第4四半期)は前年同期比および前期比で増収が見込めるとの見通しをあらためて示した。
AIサーバーの売上高が2025年には同社サーバー事業全体の50%を占めるようになると予想する一方で、消費者向けスマート製品事業は今年落ち込むと警告。鴻海は以前、このセグメントの売り上げが横ばいになると予測していた。
原題:IPhone Maker Hon Hai’s Profit Beats Estimates On AI Demand (1) (抜粋)
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Jane Lanhee Lee