韓国に渡る前夜、&TEAMのJOが"弟"のミントに伝えたこととは【WEB限定カットも公開!】
人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと。常に誇り高く、柔軟であること――。そう、猫は最高! 【画像】&TEAM JOさんとミント。 12年ぶりとなるCREAの猫特集では、猫と人との幸せな関係を紐解きます。「あの人と猫の毎日は。」には&TEAM(エンティーム)のJOさんが愛猫ミントくんと登場。3歳のころから一緒にすごしてきたという、ふたりのストーリーを聞きました。 「CREA」2024年夏号の「猫のいる毎日は。」特集。その一部を抜粋し、掲載します。
ミントに初めて出会った時のこと
1st SINGLE「五月雨(Samidare)」の憂いある世界観が話題を呼んだ&TEAM。猫好きのJOさんはロシアンブルーのミントとともに育った。初めて出会った時のことを覚えているという。 「僕はまだ3歳だったのですが、母と一緒にお迎えに行ったんです。家に帰るまでの車中、段ボール箱に入った小さな仔猫が動くのを、箱の穴からワクワクしながらのぞいていました」 新しい家族となったそのオス猫は、瞳の色から「ミント」と名付けられた。 「仔猫のころはすごくやんちゃで、しょっちゅう嚙まれてました(笑)。とても人懐っこくて、初対面でもしばらく一緒にいたら、抱っこさせてくれます」 ミントとJOさんはいつも一緒。食事中もふざけ合い、遊んでいた。 「当時、2段ベッドの上で寝ていたのですが、ミントは部屋までついてきて『僕もベッドに乗せてよー』と甘えた声で鳴きました。僕の足元で一緒に寝るときは両足を開いたまま、脇で眠るときは体を曲げて、ミントの寝る位置に合わせて不自然な体勢で寝ていました」
韓国に渡る前夜、ミントは……
猫好きにおなじみの「猫吸い」もJOさんのバージョンはちょっと独特。 「僕がまだ小さかったころはミントを枕にして寝転がったりしていたので、そこから自然に始まった、あいさつみたいなものです。主に吸うのはお腹。ペコッと凹むのが面白くてやっていました。でも吸ったままだとミントが冷えてかわいそうなので、次に思い切り息を吐きかけます。すると暖かい蒸気が顔にかかって気持ちがいいんです」 自分が穏やかな性格になったのは、猫と一緒に過ごしてきたことが影響している気がすると語る。ミントは基本は猫らしく気まぐれだが、こちらの気持ちを察してくれることもあった。 「小さいころ、ある日お留守番をしなくてはいけなくなったんです。僕はちょっと怖くてベッドでじっとしていました。そうしたら、ミントがそっと寄ってきて、ずっとそばにいてくれたんです」 家族にもあまり甘えないJOさんが、唯一甘えられる相手でもあった。しかし、17歳の時、芸能の世界に飛び込むため、単身韓国に渡る決意をする。 「ミントを残して行くのは心配でした。日本を発つ前夜も一緒に寝て、『大丈夫だよ』とひとりで話しかけていました。いつもはすぐに寝てしまうのに、僕がいなくなるのを知っているかのように、座って話を聞いてくれました」 ミントのことを思わない日はない。離れて暮らしていても、家族に様子を尋ねたり、しばしば写真を送ってもらっているという。韓国でも、野良猫に遭遇すると触れたくなるが、残念なことにすぐ逃げられてしまうのだそうだ。 「どんな猫にも好かれるものと思っていたのですが(笑)。体が大きいから怖いのかもしれないと最近気づきました」