クビアト、ペナルティに怒り「接触を避けるのは不可能だった」と代表も主張:アルファタウリ・ホンダ【F1第15戦決勝】
2020年F1バーレーンGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは11位だった。 2020年F1第15戦バーレーンGP ピットストップをするダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ) クビアトはミディアムタイヤで10番グリッドからスタート。ロマン・グロージャン(ハース)のアクシデントで赤旗中断となり、レース再開時はソフトに交換し、15番グリッドからスタートした。 再開直後、クビアトはターン8でランス・ストロール(レーシングポイント)のインに入るが接触、ストロールのマシンはさかさまになって止まった。幸いストロールにけがはなかった。後にスチュワードはこのアクシデントにおいてはクビアトに完全に責任があるという結論を出し、10秒のペナルティおよびペナルティポイント2を科した。 クビアトは17周目にハードタイヤに交換、ペナルティを消化して最後尾近くまでポジションを落とし、33周目に再びハードを履いて、ポイント圏内に入ることができないままレースをフィニッシュした。 フランツ・トスト代表は「私の意見では、ストロールはとてもアグレッシブにイン側に移動してきた。ダニールが接触を避けるために何かができたとは思わない。10秒ペナルティを受けて、彼のレースは台無しになった」とコメントしている。 ■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ ダニール・クビアト 決勝=11位 今日11位フィニッシュという結果に、心の底から腹立たしく感じる。 オープニングラップで、ロマンの動きに最初少し怒りを覚えた。でもマシンから出火したのを見て、ひどいクラッシュが起きたことを知り、ただただ彼のことを心配していた。どうか無事でいて、とずっと祈っていた。事故のインパクトほどひどい結果にはならなかったのでよかった。 リスタート直後、ストロールとのインシデントが起きた。僕は完全に彼のイン側にいた。でも彼は僕があそこにいないかのようにターンインした。僕はマシンをイン側の縁石に完全にはみ出させており、あれ以上どうすることもできなかった。ペナルティについてスチュワードの見解を共有することはできない。 彼らがああいう結論を出したことは残念だ。それによって僕のレースは台無しになった。腹が立つが、今となっては結果が変わることはない。残念だ。 [オートスポーツweb ]