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「許すこと」がメンタルヘルスに与える影響

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ウィメンズヘルス

「人を許す」ということは健康な人生を送る上で欠かせない要素の1つ。そして許しとは、人に求めるというよりも自分が人に与えるべきもの。米ミズーリ大学の論文によると、人を許すことを知れば、自分が人に許してもらえようとなかろうと、うつ症状が軽減する。その内容をアメリカ版『Prevention』からご紹介。 「人に許してもらえないというのは辛いことです」と話すのは、この論文の共著者でミズーリ大学人材開発・生活科学准教授のクリスティーン・プルー博士。「利他的で情け深く、共感力のある人(俗にいう寛容的な人)は、人を許すことで、人が自分を許してくれないという事実を補っているようですね」 「道徳的な卓越性を説いているように聞こえるかもしれませんが、これは決して卓越した人になろうという話ではありません」とプルー博士。「『自分自身の経験から、許されないことの辛さを理解する』ということです。これを理解している人は自ら人を許す傾向にあり、その結果、うつの度合いが軽くなるようですね。この傾向は女性に強く見られます」 お互いが許し合えていない場合は特に、自分自身を許すより人を許した方が、うつ病は防ぎやすいことも分かった。でも、人を許すのが苦手な上に、人に許されていないことを気にする女性は、自分自身を許すことで心理的なメリットを得られることも。 人を許すのは、自分自身を許すことより重要に思えるけれど、著書に『Finding Yourself in the Kitchen』を持つ禅教師のダナ・ヴェルダンいわく、自分自身を許すことも自己探求の重要な一部。 自分自身を許す練習に最も適した場所の1つは、なんとキッチン。「キッチンで感じられる喜びや情熱について語ってきた私が言うのもなんですが、キッチンは時として容赦ない。包丁を握るたびにミスをする可能性がありますからね」とヴェルダン。 でも、キッチンのようにミスをしがちな環境を上手く使えば、自分の弱さを受け入れて、ミスをした自分を許すことに慣れていける。 「私たちはミスを犯すと自分に素直になるものです。親密な場所でもそうですね。日常的な出来事に注意を向けたり感謝したりするようになると、自己防衛のガードが下がり、シンプルなことに喜びを感じながら前に進めるようになります。思いもよらぬ方法で本当の自分に出会えたりもしますよ」 自分自身や間違いを受け入れるのが難しいことだとしても、キッチンなら安心して練習できる。 「不慣れな自分で立ち回ってみたいならキッチンへ行くべきですね」とヴェルダンは続ける。「キッチンは温かく心地よい場所。最悪、料理に失敗してもピザを頼めば済みますし(火事を起こせば大ごとだけれど、その可能性は低いということにして)。キッチンなら安心して自分自身を解き放ち、好きなだけ散らかして、好きなだけ間違えることができますからね」 「さあ、キッチンでミスをする練習をしてみましょう。自分の弱さを受け入れる練習です」とヴェルダン。「自分の中に隠れた自分をキッチンで光らせてあげるんです。そうすれば、自分がいまより少しだけ自分らしくなれますよ」 ※この記事は当初、RodaleWellness.comに掲載されました。 ※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

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