”カッコいい農業”にこだわる『転職から3年』の若手農家 売り上げ1億円に急成長のワケ
【ロックファーム京都・川口陽平さん】 「下にだらーんと倒れちゃうんで、倒れないようにしてみたり。でもこっちは垂らしてみたり。あとこれ下、容器がプラスチックなんですよ。でこっちが発泡スチロール。どれが一番いいのかっていうのを今年は試す年なので、色んなことをやってみて」 もう一人の担当者、ライバルの廣村さんと、どちらがおいしいイチゴを育て上げるか“真剣勝負”です。
【ロックファーム京都・廣村大樹さん】 「まあ負ける気はしいひんですけどねえ」 【ロックファーム京都・川口陽平さん】 「同じくね。もう勝ちのルートが見えてるんで大丈夫です。向こうの人(廣村さん)よりはカッコよく育てたいなって」
新商品イチゴに苦戦…「これも勉強」 “カッコいい”農業であり続ける
1カ月後、再びハウスを訪ねてみると、神妙な面持ちの川口さんがいました。 なんと、イチゴの天敵、アブラムシが発生してしまったというのです。 この日はいつもアドバイスをくれるイチゴ農家の長村さんが駆けつけていました。
【おさぜん農園・長村善和代表取締役】 「ちょっとこれはね、対処した方がいいですよ。取った方がいいレベルです」 【ロックファーム京都 川口陽平さん】 「捨てる?丸ごと?」 廣村さんのハウスにも、赤くなりきらないままのイチゴが…。 2人それぞれに苦戦していました。
【おさぜん農園・長村善和代表取締役】 「こんにちは。順調ですか?」 【ロックファーム京都・村田翔一代表取締役】 「順調じゃないでしょ。なかなか苦戦してると思います」 【ロックファーム京都・村田翔一代表取締役】 「まあ最初やし仕方ないかっていうところですけど、これも勉強で。まあその分成長してくれるやろうし。うちの廣村が」 【ロックファーム京都・廣村大樹さん】 「めっちゃムズイっすね。なめてました…楽勝や思ってましたね」 来年度の販売に間に合うように、早速反省会です。 【ロックファーム京都・川口陽平さん】 「これの雑草は絶対ダメやって。これアブラムシめっちゃ好きなんですって」
みんなが生き生きと働く“カッコいい”農業でありたいと、村田さんは考えています。 【ロックファーム京都・村田翔一代表取締役】 「今後は若い世代の子たちに職業の一つとしてしっかり選択していけるような産業にしていくためにも、“カッコいい”に越したことはないかなというか」 「そこをこだわるというのは、自分が好きでこだわっているんですけど。そこは追求していけたらいいなと思っています」 若手が輝く、これからの農業。 村田さんの目の前には、無限の可能性が広がっています。 (カンテレ「報道ランナー」2/18放送)