中日・立浪監督の続投決定にSNS大荒れも“球界大御所”は支持を表明「批判受けても信念持て。コミュ力不足も“白米断ち”は間違っていない」
中日が立浪和義監督(54)の来季続投を発表したが、昨季最下位、今季もBクラスが確定している中での3年目の続投決定にネットやSNS上では賛否の声が多数寄せられる“炎上”状態となった。巨人OBで西武、ヤクルトで監督を務め、日本一も最下位も経験している“球界大御所”の広岡達朗氏に意見を聞いた。 【画像】「ノーバンに見えた!」乃木坂46の向井葉月さんが西武始球式で感涙
「来年結果が出なければ進退を問われることになる」
2年連続最下位の危機に陥っている中日が立浪監督の続投を15日に発表した。立浪監督が若手に切り替え、大胆に推し進めているチーム改革を評価して3年契約の3年目の更新を決めたもの。シーズンを14試合残しての発表は、前日に阪神の優勝が決まったことと、球団内部でオーナー、球団社長らのコンセンサスが取れたことが理由。立浪監督の去就を巡り、一部のファンから解任を求める声が出ていたため、来季に向け“雑音”を封じ込む意図もあったのだろう。 中日スポーツなど各紙の報道によると、加藤球団代表は「3年目は待ったなしの状況」と来季結果が出なければ4年目の続投が厳しくなる可能性を示唆。立浪監督も「いろんなことあるが、もう1度必死にやります」と来季への決意を語った。 だが、ネットやSNSは、大きく荒れ、立浪監督の続投に対して批判的な意見がほとんどを占める異例の“逆風”が吹き荒れた。 そのバッシングの中で“球界大御所”の広岡氏は続投を支持した。 「もう1年、チャンスを与えてやっていいのではないか。外国人の補強は失敗しているし、主力にケガ人が出た。選手を入れ替えてチームを改革するには時間がかかる。どんな批判を受けても信念を持ってやればいい。私もヤクルト監督時代は日本一も最下位も経験した。ただ来年、結果が出なければ、進退を問われることになる。それを覚悟の上で指揮を執らねばならない」 ヤクルト監督時代の広岡氏は、1976年に荒川博監督の途中退任を受けて6月からヘッドから昇格して指揮をとったが、その年は5位、翌年が2位で、優勝、日本一に輝いたのは3年目の1978年だった。翌年はオフの補強でフロントと衝突し、結局、一転、最下位に終わりシーズン途中に辞任している。低迷しているチームの改革が簡単に進まないことを身を持って知るだけに立浪監督の3年目を支持した。
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