櫻坂46渡邉理佐、“欅曲”連発で涙の卒業 7年のアイドル活動に幕
アイドルグループ・櫻坂46の渡邉理佐(23)が22日、東京・国立競技場代々木第一体育館で行われた『櫻坂46 渡邉理佐卒業コンサート』をもって、グループから卒業した。改名前の欅坂46、櫻坂46を通じて卒業コンサートが行われるのは、2016年4月6日のデビューから6年で初。前日とあわせて2日間で欅坂46の楽曲もふんだんに披露し、2015年8月の加入から約7年の活動に幕を下ろした。 【ライブ写真43点】「二人セゾン」「セカアイ」…欅曲連発にファン感動 会場の代々木第一体育館は、2017年4月に欅坂46デビュー1周年記念ライブを開催したのをはじめ、2020年10月には欅坂46としての5年間の活動にピリオドを打ち、新名称の櫻坂46としての1stシングル「Nobody's fault」を初披露したゆかりの深い場所。オープニングで自身初センター曲「無言の宇宙」からスタートすると、ビジョンには年表形式でこれまでのライブ映像やオフショットが映し出され、「懐かしいなぁって最初からジーンときました」と胸を熱くさせた。 序盤5曲を披露後には、1期生だけで欅坂46時代の楽曲を連発した。昨年12月、1期生の守屋茜と渡辺梨加の卒業セレモニーで、欅坂46時代のユニット「青空とMARRY」(菅井友香、守屋、渡辺、渡邉理佐)の楽曲は解禁されていたものの、全体曲の披露は改名後1年半で初となった。 LEDビジョンに大きな欅の木の映像が映し出され、渡邉がそれに向き合うと、上村莉菜、尾関梨香、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、菅井友香、土生瑞穂、原田葵の現役1期生9人で3rdシングル「二人セゾン」を披露。ファンも歓喜し、初日はツイッターで「二人セゾン」がトレンド入りする盛り上がりをみせた。 さらに、渡邉、上村、土生がトロッコに乗り込んでユニット曲「僕たちの戦争」を、渡邉と菅井の2人で「青空が違う」を歌唱。ステージに戻ってくると、再び9人で「制服と太陽」を歌い、感極まった尾関はあふれる涙をぬぐった。渡邉が初めてフロントメンバーに抜てきされた思い出の曲「世界には愛しかない」ではセンターを務め、ポエトリー部分も担当してファンを感激させた。 2期生が合流し、再び櫻坂46の楽曲に戻ると、「ブルームーンキス」ではセンターの森田ひかるが、曲中のせりふを「理佐さん大好き」に替えた。MCで「好きと言えるのも最後なので、スペシャルバージョンで理佐さん大好きと伝えました」と明かした森田が「これからは誰に伝えたらいいんでしょうか?」としょんぼりすると、渡邉は「変わらず私に伝えてください」と気持ちを受け止めた。 「Buddies」間奏中には同曲センターの山崎天が「いつも人のことを思って行動できる優しいところにたくさん救われました。どんなにつらいことがあっても顔色を変えずに頑張る強い姿に何度も背中を押されました。思いっきりふざけて笑わせてくれる優しいところが大好きです。包み込んでくれるような温かい笑顔がこれから先も続きますように。理佐さん、ありがとう!」と絶叫。ハート型の紙吹雪が舞う感動的なシーンとなった。 本編最後は、渡邉のセンター曲「僕のジレンマ」を23人全員で披露。最後のサビ前で1期生が円になって抱き合うと、渡邉を含めて全員が涙で顔を歪め、嗚咽する声をマイクが拾い、ファンの涙腺が崩壊した。