【新NISAシミュレーション】50歳から「毎月5万円」の積立投資で15年後に資産はいくらになる?2000万円をつくるための積立額はいくらか
今年から新NISAがスタートし、注目を集めています。超低金利が続く日本では、銀行預金だけでは資産が増えにくいため、資産運用が重要な選択肢となります。 ◆【シミュレーション結果】50歳から毎月5万円の積立投資で15年後に資産はどうなる? ファイナンシャルアドバイザーの筆者のもとにも、投資初心者の方からの「新NISA」に関する相談が増えています。特に老後を意識し始める50歳前後の方からの関心が高いようです。 今回は、50歳から新NISAで「毎月5万円」の積立投資をした場合、15年後に資産はいくらになるのかシミュレーションしていきます。 運用利回り別にシミュレーションしていますので、参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAとは?
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)とは、個人投資家の資産形成を後押しするために、2014年にスタートした制度。2024年1月からは制度を拡充した「新しいNISA(新NISA)」が始まっています。 NISAの最大のメリットは、投資で得た利益が非課税になることです。通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA口座ではこれが非課税になるため、利益を全額受け取ることができます。 ●新NISA「非課税」のしくみ ただし、NISA口座で運用できる金融商品や、投資可能額には制限があります。次で詳しく見ていきましょう。 ●【新NISA】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」それぞれの違いは? ・非課税保有期間:無期限 ・「つみたて投資枠(※1)」と「成長投資枠(※2)」どちらも使える ・年間投資枠は、つみたて投資枠「年間120万円」・成長投資枠「年間240万円」 ・非課税保有限度額は1800万円(内、成長投資枠1200万円)※枠の再利用可能 ・つみたて投資枠の投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」 ・成長投資枠の対象商品は「上場株式・投資信託等」 ※1:つみたて投資枠:旧制度の「つみたてNISA」の後継 ※2:成長投資枠:旧制度の「一般NISA」の後継 旧NISA制度では「つみたてNISA」「一般NISA」とどちらかひとつを選んで口座を開設する必要がありました。新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能に。 毎月少額の積立投資をコツコツと続けたい人、株主優待目当てに個別株を買いたい人など、投資のスタイルは人それぞれです。自由度が高くなった新NISAを活用して、上手に資産づくりを進めていけると良いですね。 さて、投資初心者さんの中には「まずは積立投資からスタートしたい」という人もいるでしょう。 次では、積立投資をおこなった場合の資産の増え方をイメージしていただくために、想定利回り1~5%で期待値をシミュレーションしていきます。