「リーマン・ショックで資産半減も」30歳で“億り人”になった杉原杏璃「お金がない」23歳からの投資で掴んだ「予想外の成功」
── 最近では不動産投資も始めたそうですね。きっかけを教えてください。 杉原さん:株はどうしても上がり下がりがあります。売り買いをするのは楽しいですが、老後は疲れてしまうのではと。そのため分散投資についてはずっと検討していて、不動産のように安定した資産がほしいと思っていました。 いろいろな物件を見て、36歳の誕生日にマンションを購入。管理会社を間に挟んでいるので、今のところは苦労なく運用できています。コロナショック当時、保有株の株価は半分くらいになってしまいましたけど、不動産は家賃収入が半減したわけでもなくコロナ前と変わらず運用できていたので、入居者さえいれば定期的にお金が入るのがありがたいですし、株価が下がって不安になるときも、安定した収入があることで安心できます。
── 今後も不動産投資は広げていきたいですか? 杉原さん:ただ不動産に投資するだけではなく、みんなでお金のことを考えられる投資のシェアハウスをつくるのが、今の目標です。お金のことってひとりで考えたり決めるのは不安なのに、みんななかなかオープンには話しませんよね。日本は特にお金の話はデリケートですが、それだといつまで経ってもコミュニティは広がらないし、知識もつきません。 なので、投資に興味のある人同士で、暮らしながらみんなで話し合えるようなシェアハウスをつくれたらおもしろいのでは、と考えています。いろいろなことを話し合えれば勉強になるので、そんな場があればみなさんも楽しく情報交換ができて、より充実した投資生活ができると思っています。
PROFILE 杉原杏璃さん すぎはら・あんり。1982年、広島県生まれ。グラビアアイドルとして数々の写真集やDVDを発売。自伝的小説『…and LOVE』も話題に。補正下着ブランド「Andijur」をプロデュース。資産運用にもたけており、30歳で資産1億円の、いわゆる「億り人」になる。著書『マンガでよくわかる資産運用1年生 』(かんき出版)を発売。 取材・文/酒井明子 写真提供/杉原杏璃
酒井明子