2015年のブレイクは『ギター女子』 新山詩織、山崎あおいらが台頭
“ギタ女効果” ギターを始める女性も増加中
こういったブームは、プロだけでなくアマチュアにも影響を与え始めている。楽器販売の最大手・山野楽器では、ギターを購入する女性が前年比で約120%と売り上げを大きく伸ばしているという。 「最近は、特に若年層の女性アーティストの活躍が著しく、同世代のアーティストの活躍によりギターの存在が身近なものとなっています。『自分にもできるのでは…』といった親近感が楽器を始めるきっかけとなり、特に女性への間口が広がってきているように感じます。入門モデルなどの低価格帯ブランドのお問い合わせは多く、これから楽器を始めたいとご来店される女性のお客様は着実に増えております」と銀座山野楽器本店・前田啓太さん。 また、プロを目指す女性も増え始めている。東京スクールオブミュージック専門学校渋谷では、将来の『ギター女子』候補生の入学が増えているという。 「過去と比較して近年は、ギター・ヴォーカル、また女性ギタリストとして入学してくださる高校生、一般の方は確実に増えていると思います。同時に、オーディションや、メンバー募集についても女性のニーズが高まっています。背景としてはJ-POPシーンにおいてのYUIさん、miwaさんの影響や、近年の新山詩織さん、山崎あおいさん、住岡梨奈さんらの活躍があると思います」(北澤和宏学科長)と、『ギター女子』の裾野は確実に広がってきている。 2014年こそ、『カープ女子』などに後塵を拝する形となったが、2015年はmiwa、そして若手台頭組の新山詩織らのさらなる飛躍で『ギター女子』がムーブメントを巻き起こしそうだ。