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首相、招待者へ「皆さんと共に政権奪還」と呼び掛け 検証・桜を見る会と夕食会(下)

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 臨時国会が9日、閉幕したことを受け、安倍晋三首相は記者会見し、公的行事「桜を見る会」の私物化問題については、従来の説明を繰り返した。招待者名簿は「適正に廃棄している」と述べたが、11日午前0時現在、今年の会の様子を撮影した動画や写真は首相官邸のホームページ(HP)にアップされたままだ。動画を見ると、首相は会の冒頭「(公明党代表の)山口(那津男)さんや皆さんと共に政権を奪還してから、7回目の桜を見る会となりました」とあいさつしていた。(下)では、桜を見る会への招待の在り方と夕食会の問題を検証する。(共同通信編集委員=竹田昌弘)  ■園遊会と比較すると、私物化明らか  首相が呼び掛けた「皆さん」は、会場の新宿御苑に集まった招待者であり、首相は一緒に政権を奪還した仲間と考えているようだ。「皆さんと共に」という言葉は、政府が国会で答弁してきた「首相が各界で功績、功労のあった人を招き、日頃の苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事」の私物化をはっきり示しているのではないか。 

 また桜を見る会と、天皇・皇后両陛下が主催する園遊会を比較すると、私物化がより明らかになる。宮内庁のHPによると、園遊会は「天皇・皇后両陛下が毎年春と秋の2回、赤坂御苑に約2千人を招き、親しく話す会」で、招待者は衆参両院議長・副議長・議員、首相・大臣、最高裁長官・判事、その他の認証官(任免に天皇が公的に証明する認証が必要な官職)など立法・行政・司法各機関の要人、都道府県の知事・議会議長、市町村の長・議会議長、各界功績者とそれぞれの配偶者、皇族。春の園遊会には、各国外交官とその配偶者・令嬢も招く。   一方、桜を見る会の開催要領によると、招待者は皇族・元皇族、各国大公使等、衆・参両院議長・副議長、最高裁長官、大臣・副大臣・政務官、国会議員、認証官、事務次官等・局長等の一部、都道府県の知事・議会議長等の一部、その他各界の代表者等で、園遊会と多くが重複する。ところが、招待者の人数は園遊会が約2千人なのに対し、今年の桜を見る会は約1万5千人に上ったという。 

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