大谷34号 左中間へ3戦ぶり一撃「いいホームラン」 同僚フリーマン復帰戦勝利に貢献
「ドジャース5-3フィリーズ」(5日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(30)が、本拠地で行われたフィリーズ戦で3戦ぶり34号を含む3打数2安打2打点の活躍。愛息の病気のためにチームを離れていた同僚のフレディ・フリーマン内野手(34)が9戦ぶりに復帰した一戦でチームの勝利に大きく貢献した。 【動画】フェンスギリギリに着弾→あれっ、踏んでたっけ?念のためベースを踏みに戻る大谷がカワイイ 良い打撃感覚の証しでもある左中間への本塁打。1点を争う八回に貴重な追加点をチームにもたらした大谷は「終盤なので1点でも多く取った方がいい。そういう意味ではいいホームランになったと思う」と満足感を漂わせた。 プレーオフ前哨戦のナ・リーグ頂上対決。7月の敵地3連戦で3連敗している強敵から、1点ビハインドの三回には右翼へ飛距離111メートルの同点犠飛。五回には時速188キロの弾丸ライナーで右翼線を破る二塁打を放ち、32盗塁目となる三盗を成功させた。打って走ってチームに勝利をもたらした。八回のとどめ弾は自身29球団目のアーチ。メジャー全球団制覇に王手をかけた。 ビッグ3の一角を担うフリーマンがこの日から復帰。初回の打席に入る際には本拠地スタンドが総立ちになって拍手と声援で迎えた。敵軍選手も帽子を取って敬意を表した感動的な光景。大谷も「素晴らしいなと思う瞬間だった」と心を動かれた。 大事な一戦でチームにしっかり貢献。「シリーズの最初を取れたというのももちろんそうですし、フレディが帰ってきた1試合目で勝てたというもチームとしてもすごく大きい」と勝利の重みを口にした。 年間48本塁打&45盗塁ペース。ロバーツ監督は「きょうは球の見極めも良くなっていたし、惜しい当たりもあった。10月(プレーオフ)が近づくにつれて、さらに良くなっていく選手だと思う」と言った。大谷がさらに加速していく。