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パンデミックと向き合う! 7番目のコロナウイルス「COVID–19」【岩田健太郎教授・感染症から命を守る講義④】

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 感染症から命を守るための原理原則は、変わらない。この原則を体に染み込ませる決定版。  感染症専門医の第一人者・岩田健太郎神戸大学病院感染症教授の最新刊『新型コロナウイルスの真実』をもとに現在の感染者が急増する緊急事態に対し、私たちが「今、できる対策」を連続講義いただいた。「新型コロナウイルス感染症」から自分と家族、人々の命を守るために、今、私たちは何をすべきか。第4回目は、パンデミックについて学びます。 この記事の写真はこちら ◼️7番目のコロナウイルスは中国・武漢  風邪の原因となる従来のコロナウイルスは4種類で、2002年にSARSが、2012年にMERSが出て、延べ6種類のコロナウイルスが人間に病気を起こすことが、これまでに分かっていたことになります。  そして、今回世界中で流行しているのが「7番目のコロナウイルス」になります。これはおそらく2019年の暮れ……11月とか12月とか諸説ありますが、中国・湖北省の武漢で感染を始めました。  見つかった当初は「海鮮市場で、哺乳類や爬虫類など何らかの動物から感染したんじゃないか」といわれていましたが、後から調べたところ、その前から既に感染があったことが分かっています。ですから現時点では、感染の大元がどこにあったのかは分かっていません。分かっていませんけれども、おそらくは去年の暮れあたりから武漢の中で人に感染を始めたのでしょう。  感染経路について、当初は「ヒト–ヒト感染はほとんどしない」と考えられていました。動物から感染するだけで、まあ大した問題じゃないだろう、というふうに、割とたかをくくっていたんです。それが2020年になって、だんだん患者さんが増えてきて、どうもヒト–ヒト感染するようだ、ということが分かってきました。   武漢でものすごく患者さんが増えて、そうこうするうちに春節……中国のお正月休みの時期に突入してしまいました。  日本でもインバウンド商戦に絡めて知られるようになりましたが、春節にはたくさんの人が移動します。上海や北京など中国各地の大きな都市、それから香港、あるいは日本などの他国にもたくさんいる中国人が激しく移動し、それに乗じて武漢の外へと感染が拡がっていったわけです。  

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