【動画】ガンダムの夏、なにわの街のあちこちで見ない日はなし?/大阪
大阪の夏、ガンダムの夏―。先月から大阪の街で「ガンダム」を見ない日がない。電車の中吊り広告や駅の看板、はたまた原寸大ガンダムの壁画を描く駅もあれば、駅の柱一つひとつにモビルスーツを並べた看板が出て記念撮影をする人が後を絶たないなどの人気を見せている。その理由とは?
天王寺駅にはガンダム原寸大の頭部とアムロら
ガンダムを多く目にする要因は、大阪市港区の大阪文化館・天保山で「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」が開かれていること。特に、ガンダムを目にする確立が高いのが「大阪市営地下鉄」だ。なんと、大阪市営地下鉄「なんば駅」通路には、全長約18メートル、原寸大のリアルな「ガンダム」を描き、多くのファンが訪れ写真を撮っている光景が毎日のようにみられる。 同市交通局では、同展に合わせ「機動戦士ガンダム展開催記念 大阪市営地下鉄駅めぐりスタンプラリー」を実施。地下鉄6駅(天王寺・肥後橋・なんば・野田阪神・扇町・恵比須町)でスタンプを集め、ゴールポイントの大阪文化館・天保山で数量限定のオリジナル缶バッジと引き換えるという企画だ。 そのスタンプ場にまた、ファンにはたまらない原寸大のモビルスーツの頭部や搭乗するキャラクターが描かれ記念写真を撮ることができる。また、駅ごとに各駅名とキャラが描かれたスタンプも用意され、これもレアと人気だ。 例えば、天王寺駅のスタンプはアムロの顔の横に「天王寺」と表示されているという形だ。「スタートから約2週間で約3千名の方にご参加いただいてまして」と語るのは同交通局の職員。現在では、さらに参加者が増えているという。
なんば駅の原寸大ガンダムは鉄板の撮影スポットに
天王寺駅でガンダムの頭部と記念撮影していた大阪市内の男性(44)は「これはもう見た瞬間からうれしくてたまりませんでしたよ」と話す。「この企画に完全にハマったとわかっているとはいえ、子どものころの憧れのものが目の前にあると、撮ってしまいますわ。子どもと嫁はんには、あきれられましたけどね、なんば駅のガンダムはすごいですよ」 地下鉄なんば駅の西改札近くの四つ橋線と千日前線の連絡通路に「横たわった状態」の原寸大ガンダムが壁いっぱいに描かれており、こちらも記念撮影する人が後を絶たない。 じっとガンダムを眺めていた40代の男性は「これ見るために兵庫県から来ました。なんででしょう、やっぱ魅力なんですよね」とうれしそうに話しながら、記念撮影をはじめた。