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「松澤宥―イメージとオブジェにあふれた世界」展がパープルームギャラリーで開催。少年時代の作品まで遡る

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美術手帖

 「日本概念派」の始祖として知られる松澤宥(1922~2006)。神奈川県相模原市のパープルームギャラリーでは、2019年に、松澤が「オブジェを消せ」という啓示を受ける以前のドローイング作品に着目した展覧会「オブジェを消す前に-松澤宥 1950-60年代の知られざるドローイング」を開催。松澤につきまとう「日本概念派」というタグを一度取り外し、松澤のドローイング作品の位置付けと可能性について再考を促した。  今回、その流れを汲みつつ、さらに射程を広げた展覧会「松澤宥―イメージとオブジェにあふれた世界」が、同ギャラリーで開催される(2月22日~3月2日)。本展では、いまだ研究が成されていない松澤の初期ドローイング作品のほか、松澤の少年時代も紹介し分析。「松澤宥」という作家が、生涯を通していかにして想像力を育んできたのかを浮き彫りにしていくという。  会場は「50年代から60年代のドローイング」「30年代の子ども時代に描かれた作品」「プサイの部屋の記録映像」の3つのセクションに分けられる。パープルームギャラリーに加えて、その上階にある私塾・パープルーム予備校の空間も使いながら、松澤のイメージとオブジェにあふれた実験場を追体験しようという試みだ。「人が絵を描き、イメージで思考する」というごく自然な行為について省みる展覧会となる。

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