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“日本一曲がらない男”稲森佑貴が逆転V!初勝利&2勝目も日本OPは史上初/国内男子

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サンケイスポーツ

 日本オープン選手権最終日(18日、千葉・紫CCすみれC=7317ヤード、パー70)今季ツアー国内第2戦。首位に1打差の2位から出た稲森佑貴(26)=フリー=が2バーディー、1ボギーの69で回り、通算5アンダーで逆転優勝を飾った。優勝は2018年大会以来で、ツアー通算も2勝目。初優勝と2勝目をともに「日本オープン」で挙げたのは1973年のツアー制度施行後で初めてだ。首位から出た谷原秀人(41)=国際スポーツ振興協会=は71と伸ばせず、通算4アンダーの2位に終わった。 【写真】優勝カップを体全体を使って抱えあげる稲森佑貴  耐えて耐えてたどり着いた2勝目の喜びは、ひとしおだった。稲森は最終18番(パー5)で2メートルのバーディーパットを決めると、静かに右手を握りしめた。  「『日本オープン』で勝てたのはうれしい。長い一週間だと感じた。最後のバーディーは、まさかまさかという感じ」  2015年から19年まで5年連続フェアウエーキープ率1位の“曲がらない男”。この日も78・57%の全体7位と精度の高いショットが武器だ。ただ前半は1メートルや2メートルの短いパットを外し、11番まで全てパー。「我慢していればバーディーが来ると、キャディーと話していた」。谷原と並んで迎えた18番は完璧なティーショットでベテランに重圧をかけ、3打目をピン右2メートルにピタリ。最後はきっちりと沈めて勝負をつけた。  今年2月22日、鹿児島・松元中で1学年後輩だった美穂さん(25)と結婚。新型コロナウイルスの影響もあり新妻は鹿児島の自宅で応援していた。2週間会えていないが、「一番味方でいてくれる存在。今週も『お疲れさま』とか『行ってらっしゃい』とか(電話で)言ってくれる」と心の支えになっていた。  「ふがいい」。鹿児島の方言で「運がいい」ことを表す。それにちなんで、「ふ=2」にこだわりを持つ。結婚日もそう。この日のボールも「験(げん)担ぎじゃないけど、ふがいい感じで終わりたい」と2番を使った。そして2年ぶりの2勝目。「2という数字がいいのかな」と笑った。  河本力(日体大)らアマチュアの活躍も目立ったが、最後は4日で60台3度と安定感に勝る稲森が2度目の日本一。「まだペーペー(の若手)だけど上を目指したい」。“ふがいい”のも実力のうち。曲がらないゴルフ道を着実に歩み続ける。(川並温美) ■稲森 佑貴(いなもり・ゆうき)  1994(平成6)年10月2日生まれ、26歳。鹿児島市出身。ゴルフ練習場が実家で、「日本シニアオープン」出場歴もある父・兼隆さんの影響で6歳からゴルフを始める。鹿児島城西高2年時の2011年、16歳でプロテストに一発合格。18年10月「日本オープン」でツアー初優勝。昨季賞金ランキング49位。昨季まで5年連続でフェアウエーキープ率1位。169センチ、68キロ。

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