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アレクサ・チャンが考える、「バランスを意識して物事を進めていく」こと

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ハーパーズ バザー・オンライン

アレクサ・チャンはマルチタスク(同時にいくつものことをこなす)の人だ。メディアのパーソナリティであり、いろいろなことを手がけるファッションデザイナーでもある。さらにTVのリアリティ番組の司会をし、自身の名前を冠したブランドを持つのと並行して他のブランドのカプセルコレクションをデザインしている。 【写真】ずっと眺めたい! アレクサ・チャンのモードなおみあし24ルック 「私の手は弱ってきているわ」。先週、NYの百貨店チェーン「ブルーミングデールズ」のVIP ルームで、イギリスのアウターウエアブランド「バブアー(Barbour)」で2度目となるコレクションを紹介した彼女はBAZAAR.comに、そう認めた。

仕事におけるバランスとは?

常にリラックスしていて、本拠とするロンドンから世界各地での仕事へ常に苦もなく旅しているように見えるアレクサは、少なくとも表面上は、これまで多くの仕事をどうやって引き受けるか、受けないか考えてやってきたが、疲れているようだ。 「ちょっと今までのやり方は止めようとしているの」と、彼女。「来週やることは心配しない。今、そうしようとしているの。私には、さまざまに異なる面でサポートしてくれるとても有能なチームがついているし」 確かに、物事をその時々で考えるというのは、現代に生きる私たちみんなが身につけるべきモットーだ。時代の気分が不確実で恐怖だけが膨らんでいる場合、問題から身を切り離し、遠くから見つめることは賢明だ。見晴らしの利く地点に立てば、何が機能して、何が機能しないのか、見ることができる。

「バブアー」のコートのデザインを手掛けることについて

「バブアー」に関して言えば、これまで機能してきたのは、永遠に変わらぬスタイルを提供することを第一に考えてきたことだ。 1世紀以上続いてきた同ブランドは、発祥の地スコットランドを考慮したウエアを製造して、業界で残ってきた。オイルドコットンにタータンの裏地を張って作られたジャケットは、特に英国と、アメリカのニューイングランド地方のカントリーライフの定番として存在してきた。その高い評判を理解しているアレクサは、「バブアー」を「私のグラストンベリーの長年の定番」と呼び、間違いなく成功が証明されてきたその性質を壊すつもりはまったくなかった。作シーズン、デザインチームに加わった彼女が目標としたのは、受け継がれてきたその遺産を讃えながら、今日的なエッジを効かせることだった。 「アーカイブから、たくさんインスピレーションを得たわ」と、大きな袖を折り返してギンガムのライニングを見せた、“Emma(エマ)”という名前の光沢ある漆黒のクロップジャケットを着たマネキンを指して、彼女は言う。 「このジャケットは、以前に作っていたバイク用ジャケットをベースにしたものなの」。それから、自分自身が着ていたヌードピンクのオーバーコートに目をやり、クラシックなシルエットにいかに優しい色を加えたかを説明した。 「これは“Mildred(ミルドレッド)”という名前で、先シーズン、クリーム色で出していたのと似ているわ。昨年のはトレンチ用の生地で作っていたけど、これはコーティングしたリネンなの」

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