大阪桐蔭 松浦&関戸の左右二枚看板で昨秋の雪辱だ!センバツ10連勝中、優勝ならば大会記録
◇第93回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会(2021年2月23日) 大阪桐蔭は選抜出場3大会連続優勝に向け、いきなりのヤマ場も4番を打つ主将の池田陵真(2年)は「自分たちの足と声を武器に戦っていければ。順調にきている」と昨秋の雪辱に自信をのぞかせた。 投手陣もプロ注目の松浦慶斗、関戸康介(ともに2年)の左右二枚看板を擁するタレント軍団。年頭には春夏連覇をチーム目標に掲げてスタートした。春夏の甲子園大会で、智弁学園との対戦はないが同じ近畿勢とは6度対戦し全勝を誇る。西谷浩一監督も「秋に負けた悔しさをどれだけできるかという場になる。一冬やってきたことをしっかり出し切りたい」と力を込めた。 現在10連勝中で今大会も優勝すれば、PL学園の14連勝(81~84年)を抜く大会記録となる。平成の高校野球をリードした強豪は「令和初」の選抜も虎視眈々(たんたん)と優勝を狙っている。 ▽智弁学園―大阪桐蔭の昨秋決勝VTR ◇秋季近畿大会 (20年11月1日 わかさスタジアム京都) ▽決勝 智弁学園 201 011 101|7 001 100 100|3 大阪桐蔭 (智)西村―安藤 (大)松浦、関戸、竹中―田近 <本>山下、前川(智)前田(大) 智弁学園は初回、大阪桐蔭のエース左腕・松浦の立ち上がりを攻め2点を先制。3回には山下が左中間へソロ本塁打を放ちリードを広げた。5―2の7回には前川が右翼場外弾。エース西村がリードを守り切り完投した。 《雪辱は1例だけ》秋季近畿大会の決勝進出校が翌年の選抜で再戦するのは70年北陽―箕島(決勝)、84年PL学園―京都西(2回戦)、97年上宮―育英(準々決勝)、18年大阪桐蔭―智弁和歌山(決勝)に続き5度目。近畿大会準優勝校がリベンジしたのは70年箕島(●3―5→○5―4)のみ。