下呂市で「カイゼンリーダー」養成 観光業界や地域産業の再生目指す
岐阜協立大学大学院は下呂市で、経営改善をリードする人材を育成する社会人講座を開講しました。 「カイゼン」の考え方で新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業界などの再生を目指します。 岐阜協立大学大学院が開いた講座「カイゼンリーダー養成プログラム」は、トヨタ生産方式を導入して生産性を向上させ、経営効率化や再生を図るリーダーを育成するものです。 今回は下呂市で開講し、コロナ禍で打撃を受けた観光業や人口減によって低迷する地域産業、さらに2020年、使途不明金が発覚した市営の下呂温泉合掌村を再生させる人材を養成します。 合掌村であった開始式には、民間企業や市からあわせて9人が参加し、岐阜協立大学の竹内治彦学長はオンラインで「カイゼン活動を豊かなものにしてください」と激励。 山内登市長は「この合掌村を、県を代表する観光地として再生したい」と述べました。 実習では館内の飲食店や売店、体験コーナなどにある商品在庫の確認を行い、具体的なカイゼンにつなげる視点を学びました。
※山内登 下呂市長 「いろんな方のご意見や考えを汲み取り、経営改善を成し遂げたい」 ※下呂温泉合掌村経営改善委員会 瀧康洋 会長 「多様化するニーズ対して対応が出来るようになり、いろんな業種の良さを引き出してお客さんの満足度を上げていくことにつなげたい」