ダブル主演と監督が舞台あいさつ 映画「日めくりの味」
会津をメインロケ地にした映画「日めくりの味」の上映舞台あいさつが5日、福島市のイオンシネマ福島で開かれた。いずれも会津若松市出身でダブル主演の虎牙光揮(こがみつき)さん、風詩(ふうた)さん、松崎巌夫監督が登場。地元で行われた撮影風景や作品作りに懸けた思いを紹介した。 虎牙さんは松崎監督と9年ほど前から映画の構想を練っていたことを明かし、「会津の皆さんが諦めずに応援してくれたから今がある。生まれ故郷で撮影ができて感慨深い」と余韻に浸った。風詩さんは「現場は温かく、実家に帰ったようで楽しかった」とはにかみ、松崎監督は「自分が思い描いていた2人だった。少しでも多くの方に見てもらいたい」と語った。 作品はラーメン店「穂来軒(すいらいけん)」を舞台に、虎牙さん演じる海生(あおい)と母・美穂子、過去の味を求めて店に訪れた風詩さん演じる彩乃が織りなす母子の愛の物語。会津若松市出身の鹿目由紀さんが脚本を書いている。イオンシネマ福島のほか、イオンシネマ米沢(山形県米沢市)で上映されている。
福島民友新聞社