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梅雨の時期は事故に注意! いま「雨にも強いエコタイヤ」が増えている理由

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くるまのニュース

雨の日の事故率は晴れの日の約4倍に跳ね上がる

 首都高速道路株式会社によると、晴天時の1時間あたりの事故件数は0.95件。対して雨天時には3.34件と、雨の日の事故は晴れの日に比べて、およそ4倍に跳ね上がるという。 【画像】雨の日も安心して走りたい! 最新のタイヤを見る(14枚)  雨の日の運転は視界が悪くなり、また路面が滑りやすく制動距離も伸びることから、事故が増えてしまいがちだ。安全運転のためにも、日ごろから愛車のタイヤ溝チェックをして、溝が減っていたら新しいタイヤに交換することをおすすめする。  いまカー用品店などで購入される乗用車用サマータイヤの約9割はエコタイヤが占めるというが、近年登場したエコタイヤには転がり抵抗性能が良く、加えてウエット性能も良いという商品が登場している。

 タイヤショップなどで交換用として販売されている乗用車用のサマータイヤには、「A-c」「AAA-b」などの表示がある。  これはタイヤ・グレーディング制度といって、「転がり抵抗性能」「ウエットグリップ性能」のふたつを等級分けして表示するものだ。転がり抵抗性能はAAA/AA/A/B/Cのアルファベット大文字5段階、ウエットグリップ性能はa/b/c/dのアルファベット小文字4種類で表される。  このうち、転がり抵抗性能がAAA/AA/Aで、かつウエットグリップ性能がa/b/c/dの場合、「低燃費タイヤ(=エコタイヤ)」と定義される。  一般的には、転がり抵抗性能を良くするとウエットグリップ性能が下がり、ウエットグリップ性能を上げると転がり抵抗性能が悪くなる、という相反関係にあるため、その性能を消費者がひと目でわかりやすくするために設けられた制度なのだが、最近では転がり抵抗性能が「A」以上なのに、ウエットグリップが最高の「a」を獲得しているエコタイヤが数多く登場している。それを可能にしている技術とは、いったいなんなのだろうか。 ※ ※ ※  タイヤの主成分はゴムでできている。ゴムの3大特性として「やわらかい」「大きく変形する」「変形しても元に戻る」ということが挙げられる。  ゴムの分子は絡まった長い鎖のような状態だが、ゴムの分子同士がくっついていないと元に戻れず、破断されてしまう。そこでゴムを加熱し、硫黄でゴムの分子同士をくっつけることを「加硫」といい、タイヤの製造でも加硫がおこなわれている。  ゴムは、そのままだと非常に弱いため、補強材を入れる必要がある。補強するための材料が「カーボンブラック」だ。これは1912年にアメリカのタイヤメーカー、グッドリッチが使ったのが最初といわれている。  カーボンブラックはほとんど炭素で構成され、塗料や黒インクにも使用されている。このカーボンブラックをゴムに配合すると強度は20倍ほど上がり、さらに紫外線にも強くなるという。タイヤが黒いのは、このカーボンブラックを配合しているためだ。  このカーボンブラックはゴム(油)と馴染みやすい。鉛筆で書いた文字(カーボン)を消しゴムで消すことができるのはこのためだ。

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