後期型のハンドリンクバイロータスをあえて初期型仕様にモディファイ! その理由とは?|1988年式いすゞ ピアッツァ 改 初期型仕様 Vol.1
1988年式いすゞ ピアッツァ 改 初期型仕様 Vol.1 ピアッツァのイメージを聞くとダーク系のボディカラーで統一されたピアッツァを思い浮かべる人が多いだろう。やはり人気は後期型であり、特にネロイルムシャーやハンドリングバイロータスは卑怯なほどカッコ良かった。 言われなくてはわからないほど本物そっくりな期型風のリアガーニッシュや、初期型のものに交換されたフロントバンパー【写真8枚】 当時初期型を買ったオーナーはさぞ悔しかっただろう。しかし、そのような中、後期型のピアッツァハンドリングバイロータスをわざわざ初期型に造り替えて乗っているオーナーがいる。その徹底したモディファイにより完ぺきな「ダウングレード」を実現しているのだ。 なぜそこまで? 何が彼をそうさせるか? と思わずにはいられない……。 オーナーの三上宏孝さんはピアッツァだけで3台乗り継いでいる。「一番最初に買った初期型に乗っていた時は後期型に憧れ、のちにイルムシャー、ロータスに乗り継いだ時には非常に満足していました。しかし、数年経って、プロトタイプに近い初期型のシンプルで無駄がなく、大胆なデザインに惹かれるようになっていきました」と、3台乗り継いだ後に、初期型の魅力に改めて気付かされたことを語ってくれた。 しかし初期型は防錆鋼板へと変更される前で、後期型に比べると程度のよい個体が残っていない。 それに気に入っているロータスを手放すわけにも所有台数を増やすわけにもいかない……。そこで、今のハンドリングバイロータスを初期型へモディファイすることを選択したのだ。 次回「1988年式いすゞ ピアッツァ 改 初期型仕様 Vol.2」へ続く 1988年式いすゞ ピアッツァ(JR120)主要諸元 全長×全幅×全高(mm) 4385×1675×1300 ホイールベース(mm) 2440 トレッド前/後(mm) 1355/1380 車両重量(kg) 1270 エンジン型式 4ZC1型 エンジン種類 直列4気筒SOHCターボ 総排気量(cc) 1994 ボア×ストローク(mm) 88×82 圧縮比 8.2:1 最高出力(ps/rpm) 150/5400 最大トルク(kg-m/rpm) 23/3400 変速比 1速3.312/2速2.054/3速1.400/4速1.000/5速0.840/後退3.550最終減速比 3.909 ステアリング方式 ラック&ピニオン式 車両速度感応型パワーステアリング サスペンション前/後 ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング/ リンク式コイルスプリング ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 195/60R14(前後とも) 発売当時価格 268.9万円 掲載:ハチマルヒーロー 2011年 05月号 vol.15(記事中の内容はすべて掲載当時のものです) 全ての画像を見る 88年式いすゞ ピアッツァ 改 初期型仕様記事一覧(全2記事) 関連記事:ピアッツァ記事一覧
Nosweb 編集部
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