お尻と背中を強化しドレスでボディコンテスト2位に 長時間の立ち仕事でも浮腫みしらず
11月23日(土)、 行田市産業文化会館にてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード 2024 最終予選』が開催され、赤池寛子(あかいけ・ひろこ / 45)さんがドレス部門と37歳以上の選手で競われる同部門・マスターズクラスで2位を掴んだ。ドレスに適したボディラインを求められるこの部門で高評価を獲得した赤池さんのメリハリボディは45歳とは思えないものであった。 【写真】赤池寛子さんの美しいウエストライン
なにか新しいことを始めると中々やめられない性格だと自らを分析する赤池さんだが、トレーニング歴はわずか4カ月程度。きっかけは今大会で優勝したライバルであり、趣味のヨガでつながる友人でもある柳本栄奈さんの誘いだった。 「食べることが大好きな私は、体型維持のために若いときからライトなダイエットに取り組み続けてきました。ホットヨガは5年前から通っていたり、食生活においても、食事内容を記録するレコーディングダイエットは約20年続けています。毎日お昼ご飯に舞茸を食べる生活も思い返せば10年続いていますね。コンテスト出場はある日、柳本さんからの声がけをきっかけにヨガ友のみんなで8月の大会に出ることになって。この出場をきっかけにトレーニングを始めました」 短いトレーニング歴ではあるもののメキメキと実力を伸ばし、地方予選では上位に組み込むほどの実力をつけた赤池さん。日々のトレーニングはどのように取り組んできたのだろう。 「前回出場した大会で、広背筋の広がりとウエストの細さで形成されるVシェイプの強化が伸び代であると分かったので、今回は背中とお尻の強化に励みました。週1回のパーソナルトレーニングで基本的なトレーニング方法は覚えましたね。他にもSNSも参考にしながら自分でトレーニングメニューを構成。日々の身体作りに励んできました」 普段は立ち仕事が多いという赤池さん。長時間の立ち仕事に従事している方の中には脚の浮腫みに悩む人も多いが、赤池さんはどのように対策をしていたのだろう。 「以前、私をボディメイクの道に誘ってくれた柳本さんから水を1日2.5リットル飲むことを勧められたのですが、そうすると嘘のように浮腫みが気にならなくなったんです。どうも浮腫みというものは、水分不足となった身体がわずかに残った水分を溜め込もうとすることで起こるもののようで(※)。逆に水をたくさん飲むことで身体の循環が良くなり、浮腫みは解消されるのです。仕事後の浮腫みに悩んでいる方は水分量を見直してみても良いかもしれませんね」 ※浮腫みの原因の1つ トレーニングに取り組む人が最初にぶつかる壁の1つが継続の難しさ。慣れない筋トレでも挫折せず、取り組み続けることに成功している赤池さんに、継続のコツを伺った。 「私はヨガをやっていたこともあり、身体を動かすこと自体は好きでした。でも実は性格はズボラでめんどくさがり屋。今思えば、この性格が逆に良かったのかもしれません。私は"頑張ってジムに行かなければ!"とは思っておらず、自分のペースで通うことができていました。完璧を求めすぎると心身ともにストレスがかかるため、いつか爆発してしまいます。大切なのは楽しむこと。私はトレーニングをした分、身体が変化していくことに楽しさを覚えました。目に見えて筋肉がついていくのがうれしかったんです。そしてこれはモチベーションにも変換されました。目標を持ち、ストイックに取り組むことも大切ですが、まずは楽しむことを忘れないようにしましょう!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明