旗の台に弁当店「エースキッチン」 野菜中心のおかずを工夫、店内ランチも
弁当店「AC(エース)キッチン」(品川区旗の台4、TEL 03-6426-4443)が旗の台駅近くにオープンして2カ月がたった。(品川経済新聞) 【写真】「ACキッチン」店内 居酒屋跡を一部改装した同店。店舗面積は約10坪。席数は、カウンター=4席、テーブル=8席。20時からは、おばんざい料理を提供する居酒屋「一粒鰻盃(いちりゅうまんばい)」として営業する。 「ACキッチン」店主の村田知苗さんは「産地直送の野菜を販売する大田区の『地産マルシェ長原店』に勤めていた際、旬の時期は過剰入荷で野菜のフードロスが増えることに心を痛めていた。そこで、余った野菜を使った弁当や総菜を作り、弁当店『味蕾庵(みらいあん)』(品川区旗の台3)の一角に約2年間、間借り出店した」と話す。 その後、村田さんは次のステップとして店を持ちたいと考えるようになったという。「『一粒鰻盃』の社長とは知り合いで、店舗物件を借りて、夜は居酒屋、昼は野菜中心の業態を計画していると聞いた。それなら自分にやらせてもらえないかと声をかけ、同じ物件で営業することになった」と振り返る。 弁当のテイクアウト販売をメインに、店内でランチ提供も行う。「細かく切った野菜を肉ダネに混ぜ込むなど、気づかないうちに野菜をたくさん取れるように工夫している」と村田さん。5種類以上の日替わりのおかずと古代米入りご飯を詰めた「日替わり弁当」(1,000円)のほか、「和風ビビンバ弁当」「ガパオ弁当」(以上900円)なども販売する。店内で提供するランチセット(1,200円)は、日替わりのおかずに豚汁などの汁物と、ケールなどの野菜を使った食前スムージーを付ける。 「お客さんからの『おいしい』という言葉が一番。ランチや弁当を完食してもらえることがうれしい」と村田さん。「今後も農家さんこだわりの野菜を使った料理を届けていきたい。いずれはデリバリー対応や野菜の加工品販売もしたい」と話す。 営業時間は11時~17時(ランチ提供は14時まで)。日曜・月曜定休。土曜はテイクアウト販売のみ。
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