“ご意見番”武蔵丸、最後の苦言メッセージ「13勝2敗の準優勝で横綱は正直甘いよ」「大関だって表面上の数字だけで昇格させちゃうから…」
「北の富士さん、ご冥福をお祈りします」
そうそう、最後になるけれど、先輩横綱だった北の富士さんが亡くなった。 いつも優しく声を掛けてくれたなぁ。北の富士さんが巡業部長だった時、オーストラリア巡業があってね。小錦さんとホテルのプールでワイワイ遊んでいたら、「お~い! お前たち元気だな~」と声を掛けてくれたのを想い出す。背がスラッとしてるし外国人かと思ったら、プールサイドでメガネを掛けて読書してる北の富士さんだったから驚いたんだ。競泳用のピチッとした小さい水着をはいていて日焼けして、カッコよかったよ。 生前はいろいろとありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
「このコラムも、今回で千秋楽」
そしてこのコラムも、今回で千秋楽。結構長いことやってたよね? 現役力士たちには耳が痛いこともあったと思うけど、「読みましたよ」「親方、よく言ってくれた!」なんて声を掛けてくれる人もいて、楽しかったよ。来年はまた、活きのいいお相撲サンたちが入れ替わって活躍してくれたら、相撲界も面白くなるはずだと思う。 だからここで僕も次の人にバトンタッチだよ。「まだまだやってほしい」との声もあったんだけど、横綱は――引き際は自分で決めるもの。 読者のみなさん、今まで読んでくれてありがとう。 頑張っているお相撲サンたちの応援、これからもよろしくお願いします! <連載終わり> (構成=佐藤祥子)
(「武蔵丸の辛口御免 Oh!相撲」武蔵川光偉 = 文)
【関連記事】
- 【貴重写真】「わっ、若すぎる…」30年前、初優勝23歳の武蔵丸&「力士なのに…腹筋がエグい」千代の富士“まるで彫刻”の肉体などすべて見る(25枚超)
- 【あわせて読みたい】「さみしいですね…」引退した貴景勝がつぶやいた…“同じ日”、ひっそりと現役引退した45歳ベテラン力士がいた「15歳から30年間の力士人生」
- 【消えた天才】「電撃引退」逸ノ城30歳とは何者だったのか?「ずっと部屋でひとりぼっちでした」女子にも負けた“最弱”高校時代…ザンバラ髪の怪物が誕生するまで
- 【人気】「これでもアイドルだったのよっ」芸能界を引退し“男だけの”相撲界へ…元・高田みづえが32年間のおかみさん業を“卒業”するまで
- 【貴重写真】「泣けてくる…」45歳ベテラン力士、涙の断髪式&「ニッコリ笑顔も…現役引退した貴景勝の今」もすべて見る