国立科学博物館コレクション、厳選の動物標本展示 三春のコミュタン福島
国立科学博物館収蔵庫コレクション企画展「WHO ARE WE観察と発見の生物学」は12日、福島県三春町のコミュタン福島で始まった。大型動物など貴重な標本を展示している。 全国の科学系博物館で行われる巡回展の第1弾。収蔵庫の中から世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、厳選した哺乳類標本を紹介。角の形に特徴のあるアルガリやアフリカスイギュウ、アクシスジカなどの標本が並ぶ。 展示物の引き戸を開けると解説文や新たな展示物が現れる仕掛けがあり、ラッコやホッキョクグマの毛に触れることができるほか、丸くなったアルマジロの標本を間近に見ることができ、子どもから大人まで楽しみながら哺乳類の進化について学べるようになっている。
博物館への支援活用
巡回展は、同博物館が財政難を理由に昨年実施したクラウドファンディングで目標の1億円を大きく上回る約9億円が集まったことから、支援の一部を活用し企画された。 企画展は来年1月24日まで。入場無料。時間は午前9時~午後5時。29日から1月3日は休館。
福島民友新聞