【NFL】攻撃面での相性が“完ぺき”になると信じるドルフィンズWRヒルとQBタゴヴァイロア
マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルは今週、自身のポッドキャスト『It Needed To Be Said(イット・ニーディド・トゥ・ビー・セド)』で、彼自身もクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアも、自分たちの攻撃面での相性が2022年に“完ぺき”なものになると分かっていると断言した。
ヒルは今年3月にカンザスシティ・チーフスからドルフィンズにトレードされたばかりであるため、ヒルと新しいクオーターバックとの間で連携が深まるかどうかがドルフィンズに関する話題として大きな関心を集めている。
この数カ月間、ファンやメディアはタゴヴァイロアとヒルの練習風景を見ることができたため、この2人の関係性はしばしば話題になっていた。また、タゴヴァイロアのQBとしての問題点に対して批判の声が上がる中、ヒルはすぐに彼の最大の支持者の1人となり、常にタゴヴァイロアを持ち上げている。まず、タゴヴァイロアのディープボールがアンダースローになった動画が拡散されたときに、彼を擁護する内容を『Twitter(ツイッター)』に投稿。その後、ヒルは自身のポッドキャストの初回で、タゴヴァイロアはチーフスのQBパトリック・マホームズよりも正確なパサーとまで断言した。この発言には多くの人が驚かされたとともに、以前のファンからは怒りの声が噴出した。
このようにクオーターバックを声高に擁護する姿は、初年度に向けた練習を開始した2人の間に芽生えた仲間意識の表れにほかならないと言えよう。
ヒルのトレードは、ドルフィンズのフロントオフィスが今オフシーズンに行った多くの大胆な動きのうちの1つだ。この動きからは、チームが2022年にプレーオフ進出争いに加わることを目標としていることがうかがえる。そして、ドルフィンズが2016年以来のポストシーズンに進出するためにその努力を成果に結びつけたいのであれば、チームの先発クオーターバックと新しいスターレシーバーの相性を向上させる必要があるのだ。