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「1本100円」ブックオフが花を格安販売 “規格外”を生かして農家の安定収入に

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中古品買取販売のブックオフが格安で『花』を売り出しました。新型コロナウイルスの影響もあり、しぼんでしまった花需要の新たな掘り起こしとなるでしょうか。

ブックオフで花を格安販売 一輪全部100円!

中古本などを買い取り販売するブックオフ。「ブックオフスーパーバザー1号京都伏見店」でも店内にはベストセラー作家の小説や漫画が所狭しと並びます。そんな京都の店舗には7月17日、色とりどりの花が並びました。

東京の生花販売「hanane」とブックオフが共同で開催するイベント『チャンスフラワー』です(※この店舗でのイベントは終了しています)。通常1本300円ほどが相場のバラなど、どの花も1本100円で販売されています。そのわけは… 「市場で流通しない捨てられちゃう規格外の花を販売。ご自宅で飾るには十分なキレイさです。」(hanane 石動力代表)

花の2~3割は「規格外」で廃棄

大阪府和泉市桑原地区。水はけのよい土地が花の栽培に向いていることから、古くからの花の産地です。 「ケイトウですね。仏様の花でお墓とかで使われる花ですね。」(花農家グループ「フラワー大阪」 中塚真吾さん) 地元の花農家のグループでは、ケイトウやヒマワリなど年間20種類ほどの花を栽培していて、今回のイベントにも出荷しました。

「こういうのは完全に規格外ですね、曲がっていますよね。肥料の加減が偏ると、こういうの(曲がったの)ができて、水が入りすぎると背が低くなります。」(中塚真吾さん) 収穫した花は、市場に出せるものとそうでないものに振り分けます。そして規格外となった花の多くは捨てざるを得ません。

「基本的に規格外は出さないことを目指して栽培しているので悔しい。どうしても規格外がたくさん出ると捨てる量も増えるので。」(中塚真吾さん) hananeの調査によりますと、国内で生産される花の2割から3割が規格外となり、多くが廃棄されます。

「チャンスフラワー」規格外の花を買い取って格安で販売

こうした規格外の花を農家から買い取って格安で売り出すのが『チャンスフラワー』です。お客さんの反応は? 「花屋さんではバラは高いので、たくさんの種類や色を選べない。見た目もものすごくきれい。」(花の購入者) 「行き場のないものの命を生かしきるのがいいと思う。」(花の購入者) 「花を普段買う方はまだまだ少なくて、おうちに飾る方も少ない。正規の花と市場が被るイメージではなく、潜在的なお客さんに向けて販売したい。」(hanane 石動力代表)

新型コロナウイルスによりイベントの中止が相次いだことで花の売り上げは激減しています。安定した販路を確保できれば農家の収入も安定するのでは、と期待されています。 「イベントが拡大して規模が広がればありがたい。コロナで家にいる時間が増えていると思う。花瓶に花を一輪差すと雰囲気も変わるかなと。そういう方が増えたらなと思います。」(花農家グループ「フラワー大阪」 中塚真吾さん) ちょっぴり規格からはみ出してしまった、世界にひとつだけの花が再び咲こうとしています。この『チャンスフラワー』は7月24日(金)~7月26日(日)まで「ブックオフスーパーバザー25号八尾永畑店」で開催されます。

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