300発を約10日間にわたり打ち上げ…国宝・犬山城のお膝元で『ロングラン花火』復活 船の上から大輪の花
国宝・犬山城のすぐ脇で、名物「ロングラン花火」が3年ぶりに復活しました。 愛知の犬山と岐阜の各務原。木曽川を挟んだ2つの市が、40年以上にわたり共同開催してきた「日本ライン夏まつり」。 【動画で見る】300発を約10日間にわたり打ち上げ…国宝・犬山城のお膝元で『ロングラン花火』復活 船の上から大輪の花 訪れた人が待っているのは、300発がおよそ10日間にわたって打ち上げられる「ロングラン花火」。2022年は3年ぶりの開催となりました。 祭りの初日となった8月1日。打ち上げ5時間前、静岡県から花火が到着しました。連発できるよう束ねられた筒は10キロほどの重さに。慎重に船まで運びます。 今回の打ち上げを担当する花火師・小口友義さん。コロナ禍の2年間、空いた時間を利用して新たな商品の開発にも取り組んだそうです。 小口さん: 「色とか形ですね。色も新しいやつがありますし、形もいろんなものを見てほしいなと思います」 打ち上げ時間が近づくと、橋の周りに大勢の人が集まってきました。そして午後8時、点火です。 船から打ち上げる珍しいスタイル。川の上に咲く大輪の花と、ライトアップされた犬山城を一度に楽しむことができる、なんとも贅沢な時間です。 そして花火師・小口さんの新作は、薬品の配合を改良した青や緑の色鮮やかな花火。 訪れた客ら: 「間近で見るのが3年ぶりで、迫力満点でよかったです」 「すごくキレイで楽しかったです」 「明日から頑張ろうと思いました」 毎日違うテーマで打ちあがる「ロングラン花火」は8月10日までの開催です。 小口さん: 「新しい玉も支度して、皆さんにより良い花火を見てほしいなと思います」