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アメリカの抗議デモが彫像撤去に発展。署名キャンペーンも

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美術手帖

 アメリカ・ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが白人警官によって殺害された事件に端を発してアメリアで続く抗議デモ。その影響が、欧米の都市に設置されている歴史的人物の記念像にも波及している。  「ARTnews 」によれば、アメリカ・フィラデルフィアでは、60~70年代に黒人を弾圧したフランク・リッツォ元市長の銅像が標的となった。約1週間のあいだ、抗議者たちは市庁舎の前に設置された銅像を破壊。胸に「ブタ」という言葉も塗ったという。こうした激しい抗議を受け、この銅像は6月3日に撤去された。  南部連合の軍司令官を務めたロバート・エドワード・リー将軍像をはじめとする彫像も、抗議デモの対象となった。同州のラルフ・ノーサム知事は4日、ロバート・エドワード・リー将軍像を撤去することを発表。「この像は長いあいだここにあったが、当時もいまも間違っている」とし、「できるだけ早く撤去する」と述べている。  抗議活動が広がっているイギリスのブリストルでは、17世紀にアメリカ大陸へ10万人の西アフリカの奴隷を輸送した奴隷商人であるエドワード・コルストンの記念碑が壊され、近くのエイボン川に投げ捨てられたと、 ガーディアン紙が報道した。  また、ベルギーのブリュッセルでは、1865年~1909年に在位していたベルギーの国王・レオポルド2世の銅像も抗議の標的となった。レオポルド2世は1885年~1908年、コンゴを私有地として支配し、圧政を敷いた。ネット上では、このレオポルド2世像の撤去を求めるキャンペーンがスタート。8日の時点では、約6万人の署名が集まっている。

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