ドジャース、ソト争奪戦から無念の離脱か 米専門サイトが“爆上がり契約”に懸念「6億ドル以上の資金を他に使う方が賢明」
今オフ最大の移籍市場における最大の目玉となっているフアン・ソト。ヤンキースからFAとなり、複数球団による争奪戦が展開されてきた26歳の怪物だが、ここにきて決断の時が迫っている。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン 現地時間12月4日時点の米メディアの報道を見る限りでは、ソト獲得において有利な立場にいると見られているのは、メッツ、レッドソックス、そして古巣のヤンキースだ。いずれも6億ドル(約924億円)を超えるメガオファーを提示していると考えられ、史上最高額の契約が誕生する可能性も小さくない。 そうした中で、争奪戦から離脱したと考えられているのが、ドジャースだ。今オフにブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円)の巨額契約を結んだスター軍団はソト獲得にも大枚を叩くと見られていたが、別の補強ポイントを埋める方針を固めたという。 日夜ドジャースの情報を発信している米専門サイト『Dodgers Nation』は「ドジャースのソトに対する関心は本物だが、彼らは入札合戦を好んでいない」と強調。「ソトがショウヘイ・オオタニとドジャースが結んだ契約ほどの劇的な年俸を受け取れる可能性は極めて低い。ドジャースにはソトを戦列に加えたいという希望があるかもしれないが、右翼手に値段をつけさせる球団は他にもいくつかある」と、獲得すべきタレントが契約金の高騰するソトではないという見解を示した。 さらに同サイトのノア・カムラス記者も自身のXでシビアな意見を展開。獲得に本腰を入れている球団が「ヤンキース、メッツ、ブルージェイズ、レッドソックス」だとした上で、「ドジャースがソトと契約する可能性は極めて低い」と断言。「ドジャースとしては、彼(ソト)に支払う6億ドル以上の資金をテオスカー・エルナンデスとの再契約と先発投手補填のために使う方が賢明だろう」と続けている。 注目を集め続けるソト争奪戦から離脱したとされるドジャース。彼らが今冬にどのような動きを見せるかは大いに興味深いところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]