キャンプ・体験施設を建設 4月上旬オープンへ 館山(千葉県
館山市の那古海岸前に、「BREEZE ファミリーキャンプ場(仮称)」の建設工事が進んでいる。キャンプやアウトドアの初心者向けの体験施設で、4月上旬のオープンを予定している。
館山湾に面する旧那古学園跡地の約3000坪を活用。長らく空き地でやぶになっていたが、建設工事で一掃されて館山湾に開かれた空間が現れた。
計画されている事業は、「キャンプをやりたいが敷居が高いと感じているファミリー向け」の体験施設。道具が一式用意され、手ぶらで利用可能。さまざまなメーカーの道具に品番や価格を明記する「商品展示型」キャンプ場で、キャンプの備品にどの程度費用がかかるのか、体験しながら理解を深め、テント設営のワークショップなども行うという。
現在、敷地中心部で建設が進む直径約8メートルと4メートルの六角形の施設は、受け付けやシャワー、トイレの機能を果たし、周辺に20区画のキャンプサイトが並ぶ。
事業者は、さいたま市の株式会社BREEZE。金子真也代表(40)は、サーフィンなどで南房総には何度も訪れていて、今回の事業を企画し、那古の土地に出合った。
「豊富なアクティビティーや観光を通して、館山の魅力を発信する拠点となれるような施設を目指しています」と金子代表。「海離れが進む昨今、キャンプやアウトドアの入り口となる場にしていきたい」と思いを語っていた。
房日新聞