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いきなり大人の展開!子供には早すぎた『マクロス』の後継番組『超時空世紀オーガス』

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マグミクス

『マクロス』の後番組

 1983年7月3日は、『超時空世紀オーガス』(以下、オーガス)の放送が開始された日です。超ヒット作『超時空要塞マクロス』(以下、マクロス)の後継番組として大きな期待を寄せられました。「オーガス」の独特なデザインや『マクロス』の「バルキリー」を上回る四段変形、作中に織り込まれた膨大なSF設定など前衛的な要素が多い意欲作でしたが、子供が作品内容を理解するのは難しく、ヒットには至りませんでした。『マクロス』が終わり『オーガス』を楽しみにしていたものの、話がよく分からずにオープニングとエンディングしか記憶できなかったライターの早川清一朗さんが回想します。 【画像】OVAも制作される * * *  筆者がまだ小学生だった頃、TVはロボットアニメにあふれていました。膨大な作品群の中で時代を変化させるほどの力を持っていた作品はそう多くはありませんが、そのなかのひとつが『マクロス』だったのです。友達との遊びの予定を断って、日曜の昼に無理やり見ていた『マクロス』も無事に終了し、次の番組『オーガス』が始まると知った筆者は、『マクロス』を超える何かを見ることができるかもしれないと、とても楽しみにしていました。  そうして始まった『オーガス』でしたが、主人公機「オーガス」のデザインは、小学生には少し難しいものだったと感じました。前作の「バルキリー」と比較するとずんぐりむっくりしており、このデザインをカッコイイと思えるようになるまでには、筆者自身が十分な経験を積む時間が必要だったのです。  デザインを担当したのは超が付く一流デザイナーの宮武一貴氏でしたが、『オーガス』の製作時期は『聖戦士ダンバイン』や『マクロス』の劇場版の作業も重なり多忙を極めるなかでも「主人公陣営の機体は曲線」「敵方は直線」と意欲的にデザインの切り分けを試みていました。しかしながらおもちゃの売れ行きは芳しくなく、スポンサーのタカトクトイスが倒産の憂き目を見る遠因となってしまったのは返す返す残念です。当時の子供たちには、まだオーガスは早すぎたのでしょう。

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